こんにちわ。


サイラスワンという、データセンターREIT企業の紹介記事です。

これで、同セクター3つ目の記事となりました。






サイラスワン(CONE)

2001年設立、テキサス州ダラスに本拠地を置く、世界最大の法人企業向けのエンタープライズデータセンター企業の1つです。


Fortune 1000の顧客のうち185を超える顧客にサービスを提供している同社は、過去16年間の強力な成長により、米国で3番目に大きなデータセンタープロバイダーへと成長しました。


米国、アジア、ヨーロッパに49のデータセンターを所有し、2016年にはCMEグループより1局を買収、ワシントン、クインシーにも1棟建築中と規模を拡大中です。

cone-datacenters


しかし、2019年にもランサムウェアからの攻撃を受けたり、業績不振、赤字経営が連続した結果、買収の噂が絶えない時期がありました。



S&P格付けはBB+、連続配当は6年です。
cone-chart

チャートを見て気になるのがボックス圏をブレイクスルーした直後に必ず20%近い下落を伴っているということです。


比較的に、価格的にも手を出しやすい価格帯であることから、非常に高い人気を誇る一方で、短期での投機銘柄扱いのようになっている点には、注意が必要となりそうです。




配当について

配当を見てみましょう。

配当(ドル)
2013年0.1600
2014年0.2100
2015年0.3150
2016年0.3800
2017年0.8000
2018年0.4200
2019年0.4600
2020年0.5000


年間配当は2.00ドルで2.63%配当性向は1202.26%%です。


このセクターならではの、異常値ともいえる配当性向の高さは健在。


増配率は28.63%と圧倒的な速度で、増配を続けています。

cone-dividend





成長性

それでは、いつものやつですね。

測定基準期待値判定評価
ROE(自己資本利益率):20%-1.40%
EPS(1株利益):5%-63.90%
EPSNextY(来年EPS成長率):5%63.64%
EPSNext5Y(来5年EPS成長率):5%-%
EPSPast5Y(過5年EPS成長率):5%26.40%
Current Ratio(流動比率):1-
Gross Margin(粗利益):30%60.80%
Operating Margin(営業利益):15%-0.70%
Profit Margin(純利益):10%-3.40%


全体的な数字として、良好とは言いずらい状況のようです。

成長期待度、粗利は高いものの、営業利益、純利益ともにまだマイナスとなっており、安定した収益基盤とは程遠い経営状態にあると言えます。

EPS

cone-eps

成長率としては、非常に不安定ともいえる内容となっています。


株価も順調そうに見えますが、2020年にはROEはまたマイナス入りとなっていますね。


営業利益


cone-cf

他のデータセンターREITも同じくですが、高成長の峠は2017年辺りで、一度収束しています。

同社でも2018年以降に、ようやくフリーキャッシュが安定するようになりました。


莫大な設備費用が掛かる業種なだけに、参入障壁が高く守れれるものの、安定した収益化の難しさを物語っているかと思います。


つまり、後発企業に殆ど、旨味はないということですね。


負債率

cone-debt


営業マージンの減少率は、かなり厳しい状況にあることが伺えます。



キャッシュフロー

cone-bs


営業キャッシュフローは、着実に上昇傾向にあります。


同セクターの他銘柄同様、設備投資には多額の費用が掛かることから、全体のキャッシュフローは思うほど成長していません。

投資CFが常にある分は、このセクターの宿命とも言えますが、着実にキャッシュフローを改善できている、デジタル・リアリティ・トラスト、コアサイト社と比較すると、若干の力不足を感じられずにはいられません。


自社株買い

cone-stocks


基本的に自社株買いはありません。





まとめ

2020年1Qと直近の決算状況を確認してみます。



cone-sales

売上は、横ばいが続くなか、収益も未だマイナスが目立つ模様。


しかし、S&P500との比較はこのようになりました。

S&P500との比較

cone-vs-sp500

バリュエーションは、いずれも決して優れた内容とは言い切れませんが、株価は順調に推移。


いかに、このセクターの投資熱が高まっているのかが、よくわかるかと思います。


正直なところ、米国内規模にして3番目にもかかわらず、数字の劣化は非常に激しいように感じました。

つまり、上位企業による驚異的なデータセンター保有数と圧倒的なシェアで、寡占状況にあるということですね。


結論から言えば、このセクターに投資するのであれば、トップシェア企業以外に選択肢はないと言えそうです。


同社の場合、株価の安さに飛びつきやすい利点もありますが、過去のチャートを見ての通り、急落も最も激しくキャピタルゲインとしての利益はあまり期待できそうにはないかな、と考えられそうです。



次は大ボスともいえる【EQIX】エクイニクスを調べてみる予定で、これでデータセンターREIT四天王は、出揃うことになります。


ゆくゆくは比較記事までできればと考えていますので、ゆるりとお待ち頂ければと思います。



最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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