こんにちわ。


いつも当ブログに来て頂き、ありがとうございます。


前回の米国株四季報は4月末の発売でしたね。




時期的にゴールデンウィークということもあり、外出禁止であったことからも読み込むための引きこもり期間としては非常に良いタイミングだったように記憶しています。


当時の市場背景としては、3月期の大型調整直後で多くの投資家がグロース銘柄によって大敗を喫している状況でしたので、ゲームプランを再考する一手としても同書が非常に参考になったという方も多いかと思います。

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3月期の急落は二度と体験したくないものですねぇ・・・


今回、6か月ぶりの発行ということで、管理人も無事5週目の熟読を完了し、その中から気になった銘柄、ウォッチ銘柄の更新を行いましたので、記事にしてお伝えしていきたいと思います。



という訳で、ゆっくりお楽しみ頂ければと思います。


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前回の発掘銘柄と振り返り


まずは簡単に、前回の四季報情報からピックアップして実際に購入してきた銘柄の結果について、簡単に報告しておくと、


結果は、ややプラスといった内容でした。


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やや、という所がポイントですが、大勝ちしたという訳ではない、ということになりますがトライした銘柄は下記の通りです。


【TROW】Tロウ・サービスグループ
【PRU】プルデンシャル・ファイナンシャル
【GRMN】ガーミン
【OTIS】オーティス・ワールドワイド
【INMD】インモード
【UPST】アップスタート
【IT】ガートナー



インモード、アップスタートについては下記の記事でも報告した通り、参入が遅かったものの過熱する市場の中でもしっかり利確できたので結果は、OKでした。





プルデンシャル・ファイナンシャルは年度来最高値をマークし、Tロウも回復相場に戻りつつあり含み益へ戻ってきました。


後述しますが、保険業はアンセム、ユナイテッドヘルスなどの企業が好決算を報告したこともあり、今が上昇トレンドのセクターかと思いますので、それ以前に仕込めていたというのは◎ということだと考えています。


その一方、ガーミン、オーティスなどは原油価格の高騰による製造業全体の影響を受けたこともあり、結果としては±0という結果に終わりました。


オーティスについては、中国の恒大集団の影響もあったため、マイナスにならずに済んだものの株価の動きとしては緩慢な印象でした。


来週の決算発表に期待したいところです。



ガートナーはまだボラティリティがあるものの、この企業は決算後にブレイクする属性を持ち、平常時には大した期待はありませんので、割愛します。



これらの結果からしても、個人の取引上の巧拙はさておき、米国四季報をベースに期間ごとの投資テーマ、ゲームプラン、対象銘柄の選定、といった行為については一定の効果があると良いと考えています。


少なくとも上記の結果で得られた資産は、米国四季報の書籍代の40倍くらいでしたので、十分元は取れた、ということになります。


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米国四季報、ありがとう!今後も定期購入していきます!


ただし、私がピックアップした銘柄を正当化する意図ではありませんし推奨銘柄を紹介する記事ではありませんので、その旨ご注意くださいね。





今回追加したウォッチ銘柄


さ、という訳で前座の話題でしっかり客席も温まったようですね。


それでは本題となる、ウォッチ銘柄のリストをお伝えしていきたいと思います。


【MMC】マーシュ・アンド・マクレナン
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前述の通り、保険ブローカーは今が旬と言えるセクターに成長しており、その中でも下落がほぼ一切なく順調に推移しているのが、ココんち。


金利上昇局面で持っておきたいセクターの1つとして、十分な役割と期待できそうですし長期保有でも配当利回り1.2%も地味に嬉しいのが魅力。



【AJG】アーサー・J・ギャラガー
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こちらも、先のMMCと同じですね。


配当利回り1.3%ということもあり、株価も安定しているのが良いですね。


MMCとAJG、どちらも勢いがあり、選択に悩んでしまいますね。



【ORCL】オラクル
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マイクロソフト同様に、クラウド化の変化に対してやや後発だったという印象で長らく眠っていた同社ですが、無事に復活を果たしつつあるようです。


勝手に守銭奴なイメージのある企業ですが、配当は1.3%と良心的であり旧世代の巨人のやさしさが垣間見えしますね。


もう100ドルは目前、と押し上げ効果も重なっていることから日足の動きは徐々に強まっている印象なので、買うなら今このタイミングかなぁ、と悩ませてくれます。


【CDAY】セリディアンHCM
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クラウドのデイフォースという従業員の給与計算、福利厚生、労務管理、求人など様々な領域を一括管理できるサービスを提供している企業です。


永らく110ドルの新高値から低迷が続いていましたが、ようやく新高値を更新。


約10か月ほどの停滞が続きましたが、この状況を抜け出せたということで今後も力強い株価の続伸も期待できそうですね。


【DDOG】データドッグ
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もうすでにご存じの方も多いかと思いますが、クラウド環境の監視、分析するためのツールであり、いわゆる構築、運用のプロが利用するサービスを提供しています。


アプリケーションを市場投入するまでの時間短縮が可能となるため、自前のオーケストレーションを構築するより一気通貫で導入したほうがコストメリットが出やすい、ということで参入する企業が増えています。


株価も下落幅が少なく、非常に安定しているところを見ると、いったん導入すると離脱するユーザーが限りなく低く定着率の高さが伺えます。


ちょっと、検証してみて、購入を検討するとしますか、、、



【DT】ダイナトレース
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詳しく調べていないのですがクラウドのパフォーマンス問題を解決するソフトウェアを提供、ということで先に紹介したデータドッグとは、異なる計測サービスを提供する機能のようですね。


特許技術でもあるPurePathを活用しトランザクション処理の遅延原因を分析する、ということだそうです。ほぁ


クラウドに移行することで、ロケーション障害を除きネットワークによる遅延の大部分が緩和されたため、もっとアプリケーション遅延の原因に特化して調査できる、ということでしょうね。


これはこれで面白いですし、こういった企業が伸びるとクラウドの活用サイクルも上昇するため支援したくなる企業ですね。


【JBHT】J.Bハント
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積み替えコストの少ないコンテナ配送に特化した、輸送企業のJBハント。


このチャートの良いところは、フェデックスやUPSのような大打撃というほどの株価の下落を受けずに、しっかりカップウィズハンドルで株価を持ち直したうえで新高値を更新していることです。


まさに今が理想的な株価の騰がり方、を再現できているのが魅力ですね。


来週の決算で、運送関連企業の決算が上向くようであれば、株価200ドル超えも難しくないでしょう。



【LC】レンディング・クラブ

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BNPLの人気も一通り、落ち着きつつあるのかな、という印象です。


が、その中でも比較的小規模、低価格帯ということでチャレンジしやすい銘柄かと思います。


個人的には、こういった銘柄は短期勝負だと考えており少量だけ保有しています。



【EFX】エキファックス
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個人信用調査機関の企業で、個人の信用情報をクレジットスコアに変換して、金融企業へ提供するサービスを提供しているそうです。

先のレンディング・クラブ同様BNPLという新たな波が主流となりつつある昨今において、最もAI化が熾烈化しつつある業態の1つかと思いますが、企業の買収によりさらなる進化となるか、という視点においても気になる指標になる企業ですね。



【WM】ウェイスト・マネージメント

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ご存じの方も多いと思いますが、米国最大のごみ収集、廃棄処理を専門サービスとして提供している企業です。


連続増配企業としても有名で、基本的に株価が市場の影響をほとんど受けないためディフェンシブ属性も最高ランクに近いと思います。


このところ、インフレ局面にあり賃金上昇が活発化していることも背景にあるのでしょうか。



【RSG】リパブリック・サービス・グループ
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先のウェイスト・マネージメントに続き北米2位の市場規模を誇る、RSGも株価が堅調です。


こういった公共サービスに近い企業の株価が、グングン伸びることは経済的にはどういうことを意味するのか、を考えさせられる一面もありますね。


こちらも、連続増配企業で長期で安心保有できる銘柄だと思います。



【ALB】アルベマール
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先日LITを売却しましたが、リチウム関連は今後のエネルギー問題を解決する糸口になる、と考えておりリチウムの最大保有数を誇る同社の注目は、必然になると考えています。


中国のガンフォン・リチウムも気になりますが、NY市場で変えないことと、チャイナリスクが大きすぎるために、断念。


というより、ここ一択で良いんじゃないか、ということで。


【DKS】ディックス・スポーティング・グッズ
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あまり詳しくないのですが、ゴルフ用品を主軸とする、スポーツ用品店チェーンであり、日本でいう所のゼビオ、という記載もあり内容的にも納得。


ゴルフって、叔父様たちの永遠のスポーツですもんね、知らんけど。


配当利回りは1.33%となっています。



【BR】ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズ
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元はADPの一部門から、スピンオフした企業で株主総会議決権行使、有価証券取引決済処理システムを提供しているそうです。


とにかく一般辞任にはかかわる必要のなさそうな、超ニッチな市場だからこそ優位性が確保できそうな印象がありますが、詳しく調べてみる価値はありそう。


配当利回り1.48%と手堅く、ADPの購入を検討している方には参考になる企業かと思います。



【PAYX】ペイチェックス
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給与・人事業務のアウトソーシング企業で、ADPと業種的にはほぼ同じ内容となっていますが、顧客を中小企業に絞っていることで棲み分けしているそうです。なるほどねぇ。


エキファックスとも同業種ということになりますが、こういった企業が続伸しているということは、つまりDXかアウトソーシングなどによって企業の先鋭化している、ということが伺えますね。


まだまだクラウドの恩恵が大きいことを、実感させてくれる企業です。


【KEYS】キーサイト
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通信・航空業界向けの設計やテストの自動化など、米国を代表する計測機器全般のプロバイダー企業です。

5Gの関連銘柄であり、6Gにおいても主力級の期待ができるのも、魅力ですね。


先の調整で下落を挟んだものの、株価の動き的にはしっかり上昇トレンドから新高値を狙えるポジションにまで回復。



【CPRT】コパート
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オンライン中古車販売の王手でもあるコパート。


半導体不足と言われて、早くも半年が経過していますが現在中古車が新車と同じ価格帯にまで跳ね上がっているとか。


そりゃ、テスラの株価が騰がるわけですわ・・・。


半導体需要が落ち着くまでは、続伸が期待できそうな企業ですが、いつ落ち着くか出口も見えないため、まだまだ強気で良いのかもしれませんね。


【BBWI】バス・アンド・ボディーワークス
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つい先日、社名が変更となりましたが、以前はエル・ブランズという企業名で、こちらのほうが有名かもです。


元のエル・ブランズは、悩みの種でもあったヴィクトリアズ・シークレットをVSCOという別企業でスピンアウトし、再建を図っている最中ですが少なくとも直近の株価を見る所、順調に推移しているようですね。


アパレルは手を出しにくいセクターの1つですが、緩やかながら新高値を更新しており、一気に飛躍する可能性も高いことから、注目しておきたい企業ですね。



【STE】ステリス
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こちらは、アイルランド企業の関連記事でも紹介していますので、是非。





【NYT】ニューヨーク・タイムズ
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誰しも聞いたことがあるであろう、内容はアレな気がしないでもない米国内の大手新聞社の1つです。


個人的にはあまり興味もないし、昨年度、紙の売上をデジタルで上回ったということでビジネス転換期を抜けて、株価も非常に良いポジションにいることから期待はできそう、ということで掲載しました。





まとめ


まとめに入る前に、気になるニュースとして触れておきたいのが、直近で上昇されたGitlabについてです。


【GTLB】ギットラボ
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実は、Gitlabはまさに前職で利用していたオープンソースのソフトウェアですので、個人的な思い入れも強く上場後の株価もグングン上っており、【ASAN】アサナを超える勢い?で注目を集めていますね。


Gitを管理する同様の企業として、マイクロソフトが買収したGitHubがありますが、この企業上々で考慮すべきなのはオープンソースのプロダクトが、クラウドベースでのSaasに移行してプロフェッショナルサポートをメインにサービス、業績を向上させている企業が増えていく傾向がある、という点でしょうか。


こういった元オープンソース系の企業には、MongoDBのように後々に大化けする可能性もあるため、目が離せません。


さらに、現在のクラウド基盤のソフトウェア中核を担う、DockerもDesktop版を有料に切り替わっていくようなので、もしかして上場する下準備なのかしら?と勘ぐってしまいますね。


クラウドベースのソフトウェアにおいて、データドッグ、ペイチェックといった専任技術者が多用する企業の株価が順調に推移していることを見れば、まだまだ第2、第3の発掘企業は多く眠っていると考えて良さそうですし、保有数を大きくシフトすることで資産を大きく伸ばす可能性は高いでしょう。



管理人も、今回紹介した銘柄の中でSaaS基盤の企業を積極的に取り入れようと考えているところです。



というわけで10月中旬のまとめとして、こんな感じです。

  • ゆっくりなペースだが、市場は上昇相場へ転換しつつある

  • 10月末決算企業の多くは、プラスとなる良い傾向

  • クラウド企業の続伸が続き、後発企業にも恩恵がある

  • 金利上昇、物価のインフレによりシクリカル銘柄が不安定

  • 半導体は出口が見えず、手を出せない

  • クリーンエネルギーより、リチウム争奪戦


という訳で、久しぶりに長文となりましたが最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。



米国四季報は、読み応えのある内容ですが、しっかり価値のある情報が詰まっている書籍、というかデータベースそのものだと思うので、是非一読されてみることをお勧めしますよ。


米国会社四季報2021年版秋冬号 (週刊東洋経済臨時増刊)
米国会社四季報編集部
東洋経済新報社
2021-10-11





皆さんの参考になれば、幸いです。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。



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