こんにちわ。


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週末ブロガーのぺろりです。


先日の4/26に発表された、マイクロソフトの決算を見ていきたいと思います。

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前回同様に、GAFAMの中でも比較的早い日程での発表ということもあって、今後のITセクターの今後を占う指標となる役割を果たしている内容かと考えています。


で、直近の決算を確認する前に念のため、前回のおさらい記事で流れを再確認しておきます。




前回決算は1月でしたが、当時から株価の下落がスタートしており、依然としてその流れは変わっておらず、という所でしたね。


さらに前回決算時も先行だったネットフリックスが大爆死して、株価を大きく下げたというシナリオまで類似しています。


この結果をもって動画ストリーミングサービスの今後を不安視されるムードが、市場に広まってしまったわけですが、本決算におけるマイクロソフトの主力であるクラウドサービスの動向がどう影響を与えるかという意味でも、注目の内容と言えることは間違いないでしょう。


で、既に発表から日数も経過しており、速報という形ではなく株価の推移含めて、市場の反応を併せて答え合わせしていくといった感じで、確認して行ければと思います。


それでは前置きが長くなりましたが、進めていきましょう。


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2022年3Qの決算内容

2022年第2四半期の、マイクロソフトの発表は、ざっと以下の通りでした。

  • 純売上高は493億6000万ドル
    (2021年の417億600万ドルから比較して18.35%増)


  • 純利益167億2800万ドル
    (2021年148億3700万ドルから比較して12.75%増)


  • 調整後1株当たり利益(EPS)は2.22ドル
    (2021年の1.95から比較して13.85%増)


  • 営業利益は203億6400万ドルで
    (2021年の170億4800万ドルから比較して19.45%増)


予想していた通り、昨年度ほどの爆発力はありませんが、従来通りの2桁増決算ですね。


いずれの数字も問題ない数字と見て良いでしょう。


全ての数字が20%増だった前期比と比較してみると、やや見劣りしている数字にも映りますが例年同社の3Qは落ち着く数字となっているため、無視して良いと思います。


私も掴み切れていないのですが、米国企業のIT・インフラ投資する年度予算の期日なんかが、関係しているんですかね?


日本企業だったりすると、毎年3月で年度期限となるため4月から予算再編といった企業が多いので、1Qって年度計画を練り直すために、あまりお金って動かないですしね。


そんな感じなのかな?っと勝手に想像してます。



んで、決算内容をグラフにすると、下記の通りとなりました。


msft-3q



うん、グラフで見ても問題はない健全な結果のようですね。



さて、続けて本決算後の株価の推移や、その他の指標などを確認して行きましょう。





前回からの推移について

【MSFT】マイクロソフト
msft-ch


決算発表翌日の相場では、一時成長率の鈍化を懸念されて売り込まれる時間帯もあったようですが、結果として+13ドル(4.59%)のプラス、続く翌日も+6.41ドル(2.21%)の続伸となりました。


流れとしては前回の2Q決算時と同様に、プレ時点から好感されていた気配が強めだったので、安心してみてられる一日でしたね。


しかしながら、4月最終日の相場ではまたもや市場全体の安めとなる激しい売りとなったため、決算の上昇をすべてかき消される形となってしまいました。


うぅーん、こればかりはどうしようもないとはいえ、良決算が反映されない時期というのは残念ですね。


結果として株価は、比較的好調だった昨年10月期、つまり1Qの株価と同様の280ドル台の抵抗線を再度割り込む形となりました。


まさに耐え忍ぶ時期、という長期戦は継続ということになりますね。


改めて決算の指標となるEPSの結果を確認して行きますと、こんな感じでした。


msft-eps


今回のコンセンサスEPSは、2.18に対して2.22で1.83%の上振れとなる結果でした。


売上に関しては490.3億に対して、493.6億ということで0.7%の上振れでした。


確かに1Qを起点に、緩やかに下降しつつあり全体的に期待値が下がってきている点は納得できます。


しかし、それでもまだまだEPSの成長率は2桁をキープしていることを考えると、同社の株を売るという判断には至らないのかな、と個人的には考えています。


1Q直後には同社の株価が340ドルとピークを付けたころから比較すると、25%以上も株価は下落しているわけで正直ここまでの大幅調整の時期が来るということは、私も完全に想定外でした。


そのため1Q以降(昨年10月以降)に購入した人にとっては、含み損に割り込んだというプレッシャーからも一時的な不安から逃れるために、売却してキャッシュ比率を高めたくなる気持ちも理解できますね。


こればかりは、タイミングの問題もありますからね。


ただ、ここまで下げているからと言って、買いに動けるほどの強気決算でもなかったため、やはりここはホールドを貫き冬を超えるのを待つしかないのかな、という印象です。


もう少しだけ、決算のセクターを確認しておくこととします。

msft-se


Azuruはの成長については、前期比同様46%をキープできています。


この辺りは、流石ですね。


コロナ時期と比べると全体的なマイナス感は否めませんが、Windows OEM、サーフェスがようやくプラスに転じるなど、目に見えてプロダクトの変化が数字に表れてきたように思います。


直近はDELL、HPなどの一般、コンシューマーPCなども非常に順調といった背景もありますので、やはりPC部門の需要はまだまだ続くと見ています。


しかし、依然として半導体企業のサプライチェーンが崩壊しているということもあり、思うほど数字が伸び切れていない部分は残念。


同社の広告に関しては、正直あまり期待していませんが、こちらもGoogleの決算通り減少といった形になっていますね。


ま、この辺りはあまり気にする必要も無いとは思いますけどね。





まとめ

総じて数字を見たところ、決算の内容に非はないと見ています。


ただ市場の流れを押し返すほどの強さもないため、買い推奨とは言いづらいですよね。


PERも28.95とようやく30以下に割り込んだおかげで、一時期のピークの価格を知る人間としては割安だと感じることもありますが、手を出しにくいな言わざるを得ません。


インフレ懸念が強すぎるため、市場全体が下げすぎという側面はあるものの、やはり現時点においてテクノロジー企業に新規に資金を投じる手段は控えておいたほうが良さそうです。


ゲームプラン中のバッドシナリオとして、決算による株価が振るわないままセルインメイに突入する案も想定はしていましたが、残念ながらその方向に進みつつあるように感じます。


今年のGWは売買せずに大人しくやり過ごす地味な一週間となってしまいそうですね。



という訳で後ろ髪を引かれる思いもありますが、ここは割り切って他決算の調査に進んでいきたいと思います。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


皆様の参考になれば、幸いです。


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