以前から気になっていたのですが、長期休暇中に読破予定。

ドラゴン桜でも有名ですが、2019年夏では、アルキメデスの大戦が映画化されて、
漫画レンタルは、どこも争奪戦になってました。




これは、これで面白いのですが、また別の機会に。


この方の面白さのひとつに、究極の合理性と、歯に衣着せぬ物言いが、
特にマンガの重要なシーンとなって、読者の胸に刺さっていると思います。

また歴史的事実も豊富にあり、読んでおくべき漫画のひとつだと思うので、紹介します。


金言の多さ


まだ読了しきれてませんが、とにかく名言が多い。
作中の言葉や、行動を借りると、

客観的事実


・再生医療、トロンOSの失敗
・だから、アメリカに負ける
・アメリカ市場に比べたら、日本相場はゴミ
・いまだに根付く清貧が正しいという偏見
・貧乏は不幸であり、その人の歴史

戦後もアメリカに勝てる分野は非常に少ない。事実、負け続けている。
株取引も同じく、日本市場の脆弱性は異常。

また未だに日本社会のサラリーマンは搾取奴隷と一緒であり、
貧乏でもじっと耐える清貧、汚れ儒教思考は、時代錯誤も甚だしい。

貧乏は結果であり、貧乏は貧乏から抜け出せない。
金持ちになる努力をしないと、金持ちになれない。


論理的思考


・的外れなところでがんばる意味はない
・つまらない映画を見続ける必要はない
・理屈がわからなくても、前に進むことが大事
・価値のあるもの以外にお金をかけるのは、三流
・無駄な会議、相談は無駄、決めるのは自分
・投資家なら、善悪でなく、損得で考える

一致するところがあって、うれしかったです。
私もゲーム、映画は、最初の30分でほぼ決まります。

導入でその世界に引き込まれているか、どうかです。
そうじゃなければ、すぐにやめて、市場価値がある間に、売りにいきます。

これが株でもできてればいいんですけどね、後半は反省するべき、
身につまされるお言葉ですね。

最後の一行にたどり着けるのは、何年先になるのやら・・・。


行動編


・社是を調べる
・マイルールを持つ
・美人の隣に座るのは、告白した男だけ

これも必須ですね。
やっていく内に、まずは自分のルーティンを身に着けていくことも大事。

そして、最後の一行ですね、勇気ともいえるんでしょうけど。

これができたら、最高ですよね。



投資家初心者にもお勧めですし、十分ご存知の方でも、ストーリー形式で、
箸休めとして、読んで楽しい漫画です。


インベスターZ(1)
三田紀房
コルク
2013-09-20