こんにちわ。
いつも当ブログに来ていただき、ありがとうございます。
週末ブロガーのぺろりです。
少し遅くなりましたが、先日の10/25に発表された、マイクロソフトの決算を見ていきたいと思います。

ビックテックの中でも、マイクロソフトの決算は日程が先行していることが多く、指標にしやすいというのが特徴です。
前回の決算記事をサボってしまったので、前々回の記事で恐縮ですが、このところの株価の下落は決算の強い期待も相まって、奮わない残念な流れが続ていますね。
結果をご存じの方も多いかと思いますが、今年はテック企業には逆境ともいえる年で、なかなか跳ね返すのは難しいという状況は変わらず、ですね。
それでは、進めていきましょう。
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そろそろかなー、なんて思っていたのですが、案の定というか上の数字を見ての通りついに、前年比比較で下回る決算発表となりましたね。
コロナ期に入る前から、2桁増を連発してきた同社でしたが、ついにここで一旦膝をつく形となりました。
ただし前回、前々回の決算からも見ての通り成長の鈍化は、目に見えていましたので、いずれこうなることは賢明な投資家であれば、十分予想できていた結果だったはずです。
クラウドが成長云々なんて、もはやって感じですよね。
IT後進国ともいえる日本国内企業でも、DX推進の文字が毎日広告に出ていますし、AWS、Gクラウドともにその基盤の一端を担ってきたわけで、十分すぎるほど浸透したということです。
むしろ今のテクノロジーの進化という点では、世界全体としては喜ばしいことのハズ。
もちろん、決算の数字という一端で見れば、残念な結果に過ぎないわけですけど。
んで、決算内容をグラフにすると、下記の通りとなりました。

うん、グラフで見ても問題はないでしょう、健全な結果そのものですよね。
前年比といっても、2022年1Qは同社の過去の決算でも売り上げが飛躍したタイミングでしたので、その時期と比べるとそりゃ数字的には見劣りしてしまいます。
それでも前期比のほうが81.64%と落ち込みは激しかったわけで、今期はそこからちゃんと持ち直しているので、一概に悪かったという見方はできないと考えています。
さて、続けて本決算後の株価の推移や、その他の指標などを確認して行きましょう。

今回の決算発表後の株価の値動きは、-19.34ドル(-7.72%)でした。

いやいやいや・・・。
まぁ、分かる。
言いたいことは、分かるよ。
テクノロジー企業への逆風、ドル高による為替の影響、成長率の鈍化、前年比からマイナス、とか悪い材料は確かに揃ってます。
ただ、こんなに売るほどですかねぇ・・・というのが個人の感想。
まぁ、現実というか市場の結果を受け止めるしかないわけですが。
改めて決算の指標となるEPSの結果を確認して行きますと、こんな感じでした。

はい、グラフでの推移はしっかり伸びていますよ。
そりゃ、確かに2021年4Qや2022年1Qの爆益決算ほどにはいかないけどね。
だから、今回の決算が決して悪かったわけではないんですよ。
数字という意味では、EPSを見ていきます。
今回のコンセンサスEPSは、2.29に対して2.35で2.62%の上振れとなる結果でした。
売上に関しては500.8億に対して、501.22億ということで1%の上振れでした。
ちゃんと、市場の目標数値は上回っています。
この決算だけに着目すれば、非はありません。
Azureは確かに2021年では50%、2022年で平均45%近くあった成長率が、35%へと落ち込んでいます。
いやいや、それでも35%ですよ。
皆さん、マイクロソフトの怪物決算に慣れすぎて、もう満足できない体になっちゃったのではないでしょうか。
ハード、OEMのOSやサーフェスなどは、露呈していた通り需要自体が大幅減速しているため、落ち込んでいますが、こちらのほうが織り込み済みという認識ですね。
同社の広告に関しては、正直あまり期待していませんが、2桁成長からは落ち込んだものの8%を持続していますし、他にもDynamicsやサーバー製品も前期比同様に健闘出来ていますね。
こちらも、爆下げする要因とは程遠いかな、と。
最後のカンファレンスによるガイダンスの発表ですが、2Qの売上を523億5000万ドル~533億5000万ドルとしたことにより、こちらも2022年の2Qを下回る数字だったということもあり失望を招いた、との見方も多いようですね。
こちらは、弱気との見方が強まるためどうしようもないですが、少なくとも同社は決算をミスっているわけではないので、そこまで悲観する内容ではない、というのが個人的な考えです。
こちらは、広告収入がグダグダだったということもあり、正当な評価がなされたと思っていますが、GAFAMという大きな括りの中で、成長率が鈍化しているというキーワードを植え付け羅れてしまったために、被弾したという最悪なシナリオになってしまったということですね。
合掌。
なので、既存ホルダーはこの程度のことでビク付く必要はないのです。
今回の決算を見ても、頷いて黙ってホールドしておけば良いです。
その証拠に、決算二日後の週末にはこの通り。

強い買いが入ってるんですよね。
もちろん、今はテック企業にとって最も逆風の強いタイミングですので、買いタイミングとは思いません。
ただ↑のチャートを見る限り、やっぱり240ドルアンダーは安いと考えている市場参加者は多数いる、ということなんだと思います。
もう少し株価のもみ合いが続くことが予想されますが、株価的には底に近いのかな、という印象は私自身も感じています。
正直なところ買い動いてもおかしくないのですが、時流は石油、食品セクターが強いということもあり、個人的には買い増しをもう少し控えておこうかなと考えています。
もちろん、売る理由なんて今回の決算を見る限り、全く感じていません。
安心してホールドを継続しようと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
皆様の参考になれば、幸いです。
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週末ブロガーのぺろりです。
少し遅くなりましたが、先日の10/25に発表された、マイクロソフトの決算を見ていきたいと思います。

ビックテックの中でも、マイクロソフトの決算は日程が先行していることが多く、指標にしやすいというのが特徴です。
前回の決算記事をサボってしまったので、前々回の記事で恐縮ですが、このところの株価の下落は決算の強い期待も相まって、奮わない残念な流れが続ていますね。
結果をご存じの方も多いかと思いますが、今年はテック企業には逆境ともいえる年で、なかなか跳ね返すのは難しいという状況は変わらず、ですね。
それでは、進めていきましょう。
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2023年1Qの決算内容
2023年第1四半期の、マイクロソフトの発表は、ざっと以下の通りでした。
- 純売上高は501億2200万ドル
(2022年の517億2800万ドルから比較して3.1%減) - 純利益175億5600万ドル
(2022年187億6500万ドルから比較して6.44%減) - 調整後1株当たり利益(EPS)は2.35ドル
(2022年の2.48から比較して5.24%減) - 営業利益は215億1800万ドルで
(2022年の222億4700万ドルから比較して3.28%減)
そろそろかなー、なんて思っていたのですが、案の定というか上の数字を見ての通りついに、前年比比較で下回る決算発表となりましたね。
コロナ期に入る前から、2桁増を連発してきた同社でしたが、ついにここで一旦膝をつく形となりました。
ただし前回、前々回の決算からも見ての通り成長の鈍化は、目に見えていましたので、いずれこうなることは賢明な投資家であれば、十分予想できていた結果だったはずです。
クラウドが成長云々なんて、もはやって感じですよね。
IT後進国ともいえる日本国内企業でも、DX推進の文字が毎日広告に出ていますし、AWS、Gクラウドともにその基盤の一端を担ってきたわけで、十分すぎるほど浸透したということです。
むしろ今のテクノロジーの進化という点では、世界全体としては喜ばしいことのハズ。
もちろん、決算の数字という一端で見れば、残念な結果に過ぎないわけですけど。
んで、決算内容をグラフにすると、下記の通りとなりました。

うん、グラフで見ても問題はないでしょう、健全な結果そのものですよね。
前年比といっても、2022年1Qは同社の過去の決算でも売り上げが飛躍したタイミングでしたので、その時期と比べるとそりゃ数字的には見劣りしてしまいます。
それでも前期比のほうが81.64%と落ち込みは激しかったわけで、今期はそこからちゃんと持ち直しているので、一概に悪かったという見方はできないと考えています。
さて、続けて本決算後の株価の推移や、その他の指標などを確認して行きましょう。
前回からの推移について
【MSFT】マイクロソフト
今回の決算発表後の株価の値動きは、-19.34ドル(-7.72%)でした。

いやいやいや・・・。
まぁ、分かる。
言いたいことは、分かるよ。
テクノロジー企業への逆風、ドル高による為替の影響、成長率の鈍化、前年比からマイナス、とか悪い材料は確かに揃ってます。
ただ、こんなに売るほどですかねぇ・・・というのが個人の感想。
まぁ、現実というか市場の結果を受け止めるしかないわけですが。
改めて決算の指標となるEPSの結果を確認して行きますと、こんな感じでした。

はい、グラフでの推移はしっかり伸びていますよ。
そりゃ、確かに2021年4Qや2022年1Qの爆益決算ほどにはいかないけどね。
だから、今回の決算が決して悪かったわけではないんですよ。
数字という意味では、EPSを見ていきます。
今回のコンセンサスEPSは、2.29に対して2.35で2.62%の上振れとなる結果でした。
売上に関しては500.8億に対して、501.22億ということで1%の上振れでした。
ちゃんと、市場の目標数値は上回っています。
この決算だけに着目すれば、非はありません。
Azureは確かに2021年では50%、2022年で平均45%近くあった成長率が、35%へと落ち込んでいます。
いやいや、それでも35%ですよ。
皆さん、マイクロソフトの怪物決算に慣れすぎて、もう満足できない体になっちゃったのではないでしょうか。
ハード、OEMのOSやサーフェスなどは、露呈していた通り需要自体が大幅減速しているため、落ち込んでいますが、こちらのほうが織り込み済みという認識ですね。
同社の広告に関しては、正直あまり期待していませんが、2桁成長からは落ち込んだものの8%を持続していますし、他にもDynamicsやサーバー製品も前期比同様に健闘出来ていますね。
こちらも、爆下げする要因とは程遠いかな、と。
最後のカンファレンスによるガイダンスの発表ですが、2Qの売上を523億5000万ドル~533億5000万ドルとしたことにより、こちらも2022年の2Qを下回る数字だったということもあり失望を招いた、との見方も多いようですね。
こちらは、弱気との見方が強まるためどうしようもないですが、少なくとも同社は決算をミスっているわけではないので、そこまで悲観する内容ではない、というのが個人的な考えです。
まとめ
さらに残念なことに同日に決算を発表したGoogle、つまりアルファベットの決算に引きずられた、という要因もあります。こちらは、広告収入がグダグダだったということもあり、正当な評価がなされたと思っていますが、GAFAMという大きな括りの中で、成長率が鈍化しているというキーワードを植え付け羅れてしまったために、被弾したという最悪なシナリオになってしまったということですね。
合掌。
確かに2桁成長率を継続していた同社ですので、成長率が失速している、という言葉の定義は正しいのですが、いくらAzureだって何年も二桁成長できっこないですよ。
前述の通り、判り切った減速なので今回のこの結果だけを見て、短絡的に売りに走るのは、これ以上の含み損を抱えたくないといった、覚悟の少ない狼狽売りの参加者の多くだと見ています。
前述の通り、判り切った減速なので今回のこの結果だけを見て、短絡的に売りに走るのは、これ以上の含み損を抱えたくないといった、覚悟の少ない狼狽売りの参加者の多くだと見ています。
なので、既存ホルダーはこの程度のことでビク付く必要はないのです。
今回の決算を見ても、頷いて黙ってホールドしておけば良いです。
その証拠に、決算二日後の週末にはこの通り。

強い買いが入ってるんですよね。
もちろん、今はテック企業にとって最も逆風の強いタイミングですので、買いタイミングとは思いません。
ただ↑のチャートを見る限り、やっぱり240ドルアンダーは安いと考えている市場参加者は多数いる、ということなんだと思います。
もう少し株価のもみ合いが続くことが予想されますが、株価的には底に近いのかな、という印象は私自身も感じています。
正直なところ買い動いてもおかしくないのですが、時流は石油、食品セクターが強いということもあり、個人的には買い増しをもう少し控えておこうかなと考えています。
もちろん、売る理由なんて今回の決算を見る限り、全く感じていません。
安心してホールドを継続しようと思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
皆様の参考になれば、幸いです。
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