こんにちわ。


いつも当ブログに来て頂き、ありがとうございます。


週末ブロガーのぺろりです。


先日の7/27に決算を発表した、Abbiveの内容を見ていきたいと思います。


発表後からすでに1週間以上経過しているので、敢えて今記事にする必要性は無いのですが自身のアーカイブとして残しておきたいと思います。

abbv-logo

※あくまで個人の感想なので恐縮ですが


前回の決算を振り返って見ると、2023年最初の1Qはグダグダな内容だったので、以降の株価はずっと低迷しっぱなしという状況が続いていました。





それ以降は、株価はようやく回復傾向に乗って一時は165ドルにまで上昇し、決算次第で新高値を狙える好ポジションにつけた、という所でしたね。


すっかり140ドルアンダーが定着してしまい、波も全くなかったのである意味買い増しとしては良いポイントだったとも言えますね。


1QはどこのセクターもAIブームが主流となったおかけで、投資対象から除外されていたとも思える停滞ぶりでヘルスケアも全体的に不調だっと言えます。


良くも悪くも動きのない時期をやり過ごして、2Qを迎えたわけですが今回どういった反応だったかを改めて振り返って見ます。



という訳で、本日もよろしくお願いいたします。

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2023年2Qの決算内容

2023年第2四半期のアッヴィの発表は、ざっと以下の通りでした。


  • 純売上高は138億6500万ドル
    (2022年の145億8300万ドルから比較して4.92%減)


  • 純利益20億2700万ドル
    (2022年9億2800万ドルから比較して118.43%増)


  • 調整後1株当たり利益(EPS)は2.91ドル
    (2022年の3.37から比較して13.65%減)


  • 営業利益は45億1300万ドル
    (2022年の32億9500万ドルから比較して36.97%増)


数字にかなりバラつきがあるものの、前回の決算と比較しても全マイナスという状況は避けられている様ですね。


数字的には、最悪期は脱したと見ても良いかも知れません。


例年アッヴィの2Q決算は大幅なマイナス期となりやすいのですが、純利益が2倍と大きく予想を上回る数字となっています。


これは高評価と言えますが、残念な点としては売上、EPSともに前年比から減少を止められませんでした。


2022年が同社の最高益をマークした年でもあるため、今期は多少減速もやむを得ない、という判断の中でひとまずマイナスを抜け出した意味は大きいかなと思います。


特に利益に関しては、直近1年間の決算においても低成長な数字が続いていたので、ようやく解消できたと言える結果だったように見えますね。



今回の決算をグラフにすると、下記の通りになりました。


abbv-2q



まだグラフで見ると横一線の状況に見えますが、持ち直したともいえる形かな、と。


では、株価の推移を確認して行きましょう。





前回からの推移について

【ABBV】アッヴィ

abbv-ch


チャート図は、直近のものなのですが丁度決算当日の7/27に、ジャンプアップした結果が確認できます。


値動きとしては、+6.95ドル(4.66%)という結果で、市場はポジティブに解釈された模様。


妥当、でしょうかね。


前回のダメダメ決算では、-12.93ドルと1日で大暴落を喫したことを思えば、再評価されるという流れもある意味当然ですが、やはりその後の動きとしては続かないですがこれは十分な成果とも言えるでしょう。


まずは145ドル以上のレンジに帰ってきたことをお祝いしましょう。


おかえりアッヴィ。


続いて指標となるコンセンサスEPSは、以下の通りでした。


abbv-eps



目標EPSの2.87に対して、2.91ということで1.39%の上振れ。


売上予測は135.8億ドルに対し、138.65億ドルということで2.05%ほど上振れという結果でした。


予測通りのソフトな着地でした。


引き続きセグメント比率を見ていきます。


前回に引き続き、ヒュミラが含まれる免疫薬セクターはゆるやかに減少中。


abbv-sec


気になるヒュミラの売上も昨年度対比でいえば、26%近い減少。


これは、織り込み済みとも言えますね。


その一方でスカイリジ、リンボックのいずれも50%以上の上昇を見せており、しっかりと主力を活躍をサポートする動きが整い始めています。


まだ売上比率でいえばスカイリジは半分以下、リンボックも1/4程度とまだ遠く及ばないながらも、低成長であると不安を抱きやすい同社において、見直すきっかけともいえるになってくれることを期待できそうですよね。


さらにセクター全体で見ても、前Qからすべて上昇しています。


ここだけを見ても、最悪期は脱したと判断して問題なさそうです。


ただ残念ながらインブルビカが伸び悩んでおり、大量の資金で買収したアラガンも2年経過した今でも思うほど伸び悩んでいる点などを踏まえると、すべてが万事順調と言い難い面もあります。


最後にガイダンスですが、予測ESP10.90ドル~11.10ドルに引き上げを発表しました。


こちらも市場の反応としては、株価を押し上げる要因となったようですね。





まとめ


株価の推移が示している通り、2Qでようやくベースラインに戻すことが出来た、という印象でしたね。


しかし、爆上げという訳でもなく多少見直しされた、もののまだまだ様子見という評価でしょうね。


周囲の予想通りヒュミラの減速に反して、スカイリジ、リンボックといった次なる主力の成長度合いに全てが掛かっているので、3Qでも同様の結果を出さない限りは同社の株価が155ドルを超えていくことは難しいかな、と見ています。


また現時点ではヘルスケアが軟調ということもあり、追い風が吹くという期待もないため、強く買い増しに動く理由も少なく私自身も現在の株価が妥当なラインかな、という判断しています。


とにかく今のラインまで、戻ってこれて良かった・・・。


ガイドラインで上方修正してくれたということもあり、ゆっくり3Qを期待して待つことにしましょう。



という訳で本日の決算記事は以上となります。


いつも最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


皆様の参考になれば、幸いです。


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