こんにちわ。


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週末ブロガーのぺろりです。



先日の8月8日に発表された、UPSの2023年度2Q決算内容を確認して行きます。
ups-logo


ご存じの方も多いかと思いますが、UPSは苦境の真っ最中にもあると言えます。


前回の決算を振り返っても、弱い数字が並び株価も冴えない動きを続けています。





レンジ的には180ドルを下値抵抗線に保って入るものの、とにかく190ドル以上の上値が重く乗りかかっており、ブレイクアウトできません。


まぁ、それもそのはず。


UPSは労働者との労使交渉が続いており、大量の従業員を抱える同社からすれば、現在の米国内の加速する賃金インフレに対応させるとなると会社の利益を圧迫することになるし、決裂すればストライキ突入で多くの損失を招く結果になるため、市場も慎重に事を見守っているからです。


日本にも2024年問題、というフレーズが出始めていますが、物流関連の銘柄を持つうえでの最大級ともいえるリスクが顕在しているため、ホールドは死守しても買い増し判断に積極的になれない状況が続いています。


と、表面的に大きな課題を抱える同社なのですが、まずはじっくり決算の数字を追っていきたいと思います。


という訳で、雑談なしで進めていきたいと思います。


それでは、本日もよろしくお願いいたします。


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2023年2Qの決算内容


2023年第2四半期のUPSの発表は、ざっと以下の通りでした。


  • 純売上高は220億5500万ドル
    (2022年の247億6600万ドルから比較して10.95%減)


  • 純利益20億8100万ドル
    (2022年28億4900万ドルから比較して26.96%減)


  • 調整後1株当たり利益(EPS)は2.42ドル
    (2022年の3.25から比較して25.53%減)


  • 営業利益は29億1900万ドルで
    (2022年の32億5100万ドルから比較して17.43%減)

残念ながら今期の数字も、昨年度対比ではいずれもマイナスという結果になりました。


これで3期連続前年度割れ、まさに泣きっ面に蜂とはこのことか。


グラフで見ると以下の通りでした。

ups-2q


なんとか先の決算までは1桁台の売上マイナスで収まっていましたが、やはり今期はもっとも厳しい2ケタ台のマイナスに突入してしまいましたね。


当然ながら利益も減衰となっていますが、意外にも前期比よりはマイナスを抑えることに成功しています。


売上の減少に関しては前述の通りの背景がある中において、しっかりと利益率を減少を耐えてる、と捉えても良いのではと個人的には考えています。





これは、、、私含めホルダーは失神 or 即時売却撤退のレベルと認識されてもおかしくない。



では、焼け野原となった実際の株価への評価を見ていきましょう。




前回からの推移について

【UPS】ユナイテッド・パーセル・サービス

ups-ch


当日の市場の反応は、-1.6ドル(0.88%)と平常運転のレベルでFAとなりました。


一時期は175ドルにタッチするほど売り込まれる瞬間もあったのですが、何とか180ドルの抵抗線はキープ知れてくれたんですよね。


そう考えると、前回株価推移-19.56ドル(9.99%)に比べると救われた結果だったと言えるでしょう。


続いて市場の予測なのですが、下記の通り。

ups-eps


コンセンサスEPSは2.51に対して2.42と3.59%の上振れ。


売上予測に関しては231.1億ドルに対して、220.5億ドルと-4.58%とこちらもマイナス。


見事なほどに、予測乖離率はマイナス記録を更新。


前期までは何とかコンセンサスを維持していたものの、ついに陥落してしまいましたね。


しかしながら数字で見る限り、決して良い決算ではなかったはずなのに、何とか株価は暴落をさけて生きながられることが出来ましたね・・・。


もしこれが今回も10%減で160ドルを割り込む形であれば、20%以上の損失確定となり即時撤退もやむなしと判断していましたが、うまく市場に支えてもらう形となりました。


まぁ、喜ぶべき内容じゃないんですけどね。


悪材料を出し尽くして、最悪期は脱したと判断してして良いかはガイダンスの発表含めて判断していけばよいかなと思います。


少し早いですがまとめに移ります。




まとめ

まず冒頭の労使問題ですが、何とか合意に達することができ回避できた模様です。





なるほど、株価が下げ止まってくれた理由はこちらが原因だったんですね。


ふむふむ。


正直なところ、優秀なCEOであるトメ婆さんこと、キャロル・トメ氏を信用していたので、この問題に関しては個人的に問題なく解決してくれるであろうと考えてたので、心配はしてなかったんですけどね。


ん-っと、契約内容がどのように変わったかというと・・・。

UPSのフルタイム・ドライバーの給与は、手当を含めて年間145,000ドルから170,000ドルに引き上げられた。



ファッ!!??


UPSのドライバーが、年収2450万円になったってこと??


こりゃ、ブログ書いてる場合じゃねぇ!!


英検3級止まりの底辺エンジニアですが、家族渡米して転職するか真剣に悩むレベルやん。


こりゃ、労働問題だって一気に片付くだろうし、人員不足もあっさり解決という寸法ですね。


そのうえで2023年通期の連結売上高を約930億ドル、営業利益率を約11.8%に修正、自社株買いは約30億ドルを見込んでいる、とのこと。


最高かよ。


さすがトメさん、並のCEOにできないことを平然とやってのけるッ


以下ry


「持ってて良かったUPS」・・・とまで言わないまでも信じてホールドして良かった。


という訳で何とか年内の最大の課題を、最高の結果で締めくくったかに見えた2Q決算。


これからガイダンス通りに修正していけるか、が株価上昇のカギとなりますね。


ただ同社というより彼女はは過去にもしっかりと利益率、マージンを修正し同社を蘇らせた実績があるので、今回も彼女を信じてみようと思っています。


年内に200ドルにまで回復してくれることを今一度信じて、もうすこしUPSを買い増して行こうと思います。


それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました。



皆さんの参考になれば、幸いです。


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