こんにちわ。


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週末ブロガーのぺろりです。


今回は米国大手小売企業の1つである、ホームデポの23年2Qの決算を見ていきたいと思います。



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決算自体は8/15でしたので、もう結果をご存じの方も多いかと思いますが、振り返り用の記事として参照いただければ幸いです。


念のため前回の決算のおさらいをしておくと、こちら。




5月の決算発表でしたが、株価的にもこのタイミングが300ドルアンダーと低迷した底でしたね。


数字的にも厳しい状況が続く中、市場全体が持ち直しはじめてからようやく330ドルまで戻してきました。


ただどうしても330~の上値は重く、今回の決算によって生末が占われる結果となりますが、果たしてどうだったでしょうか。


それでは、肝心のホームデポの決算、確認して行きましょう。



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2023年Q2の決算内容

2023年第2四半期の、ホームデポの発表は、ざっと以下の通りでした。

  • 純売上高は429億1600万ドル
    (2022年の437億9200万ドルから比較して2.00%減)


  • 純利益46億5900万ドル
    (2022年51億7300万ドルから比較して9.94%減)


  • 調整後1株当たり利益(EPS)は4.65ドル
    (2022年の5.06から比較して8.11%減)


  • 営業利益は65億8900万ドル
    (2022年の72億1000万ドルから比較して8.61%減)


うーむ、今回も前年比で見ると弱気な決算と見える数字が並んでいますね。


グラフにすると、下記の通りとなりました。


hd-2q



夏のシーズンということで、Q2は同社にとっても最高の売り上げを記録するため、最も重要な決算とも言えます。


DIYやガーデニングなんかはQ1~Q2で一気に需要が増しますからね、国内におけるホムセンなんかも傾向としては同じことですね。


前年比でみる限り売上はQ1の5%マイナスから2%まで縮退できたものの、減益が拡大してしまっていますね。


うーん、ちょっと苦しいように見えますが、市場の反応が気になるところです。


では、発表後の株価の推移を確認して行きましょう。





前回からの推移について

【HD】ホームデポ

hd-ch


発表翌日の引け後の株価は、-0.89(0.2%)のマイナスでした。


あれ、意外にも許された感じ・・・?


と思ってたら、思わぬ援護射撃があったんですよね。


その内容がこちら。




かのウォーレン・バフェット氏が米国大手の建築メーカー3社の株を購入した、というニュースですね。


DRホートン、レナー、NVRの3社でいずれも株価は、瞬間的に上昇しました。


これを受けて日本でも住友林業などが、ストップ高になっていたようですね。


で、結果を見るところ数字としては2期連続で前年比マイナスの結果となりましたが、投資の神様による寸前の一手によって暴落は避けられた、というところでしょうか。



ありがたや~。


まぁ、喜べる内容ではないものの地獄に仏とでも言いましょうか。


つづいて実際の決算と予測値について、見てきましょう。


hd-sa


売上予測はようやく、予測値422億5000ドルを1.58%の上振れとなりました。


なんとか3期連続予測負けという最悪シナリオを回避。


続いてEPSはどうだったかというと、

hd-eps



予測4.46に対して4.65と、4.26%の上振れで着地


EPSに関しては長らくマイナスに割り込んだことはなかったので、安心していましたが4%の上振れは久しぶりの良い結果だったように思います。


ただし、先の数字に合ったように利益率は前年比でみても2%減少、既存店舗売り上げも同様に2%減少と厳しい状況であることには変わりはありません。


ガイダンスについては1Qに発表した通り、下記内容のまま。

  • 売上高および既存店売上高伸び率は、2022年度と比較して2~5%減少
  • 営業利益率は約14.0~14.3%まで減少
  • 希薄化後1株当たり利益率は7~13%減少


なんとか2Qでこの苦境から抜け出せるか、という淡い期待もあったのですが完全に抜け出すにはまだ時間がかかりそうな見込みですね。


株価がさらに下落ムーブメントに陥らなかっただけでも、セーフといったところですかね。




まとめ


それにしても、小売りはウォルマート、ターゲットを始め依然として厳しい状況が続いています。


ターゲットも決算発表していますので、こちらも別記事にて追っていきたいと思います。


発表後の株価の動きは多少良かったようでしたが、今の景況感ではあっという間に推し戻されそうな気もしますけどね。


で、ホームデポに関してですが、おそらく今後も320~330ドルのレンジに収まっていくことでしょう。


また逆に言えば340ドルを突破していく動きは、直近に期待できそうにはありませんのでしばらくは放置で良いのかなと考えていますし、買いに動く理由も特に見当たりません。


直近のところ5~7月の上昇が好調すぎたこともあり、反動で下落する流れになっていますが決算シーズンの終わる8月末~9月以降にかけて、反転する可能性があるセクターを探っていくのが堅実でしょうね。


少なくとも同社を含む小売セクターは、3Q以降の動向を見てから判断しても遅くないのかなと思います。


当座はホールドの判断でもないありませんが、引き続き様子見を継続することとします。


という訳で本日の決算記事は以上となります。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


皆さんの参考になれば、幸いです。


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