こんにちわ。


いつも当ブログに来て頂き、ありがとうございます。


週末ブロガーのぺろりです。


先日の10/27に決算を発表した、Abbiveの内容を見ていきたいと思います。


発表後からすでに1週間以上経過しているので、敢えて今記事にする必要性は無いのですが自身のアーカイブとして残しておきたいと思います。

abbv-logo

※あくまで個人の感想なので恐縮ですが


決算直後の株価の推移はブレやすいのですが、1週間経過したことで大方の評価が定まってある程度決算内容が適用された価格になっているかと思います。


結果ご存じの方も多いかと思いますが、改めて株価と今期の決算を振り返って見ましょう。


残念なことに、前回、前々回の決算とも内容は良くないです。









この内容を反映して、すっかり株価下がりましたね。


2023年上旬までは160ドル台をキープしていたものの、決算後の評価から150アンダーに割り込む機会も多くなり、文字通りの低迷といった流れが続いており苦しい展開です。


加えて現在はヘルスケアセクター全体が落ち込んでいるということもあり、今回の決算の結果如何に関わらず株価上昇の期待は薄いと予想されます。


と、序盤から悲観的な内容になってしまいましたが、決算の内容を追って辛い時期でも乗り越えられそうかを改めて確認しておきましょう、という回になります。



という訳で、本日もよろしくお願いいたします。

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2023年3Qの決算内容

2023年第3四半期のアッヴィの発表は、ざっと以下の通りでした。


  • 純売上高は139億2700万ドル
    (2022年の148億1200万ドルから比較して5.97%減)


  • 純利益17億8100万ドル
    (2022年39億5200万ドルから比較して54.93%増)


  • 調整後1株当たり利益(EPS)は2.95ドル
    (2022年の3.36から比較して19.40%減)


  • 営業利益は22億8100万ドル
    (2022年の46億300万ドルから比較して50.45%増)


はい、今回も前年比マイナスという数字が並んでいます。


前回の2Qで最悪期かな、なんて予想していたのですが、さらに下落率は今回のほうが悪いですね。


丁度、昨年度の3Qおよび4Qが同社の業績でも、ピークだったことを考慮すると、その反動が来たと捉えれば多少は納得できるものの、強い成長が維持できないもの同社の弱みだったりしますね。


今回の決算をグラフにすると、下記の通りになりました。


avv-1q



数字の水準でいえば、コロナ期の2020年頃と同等といった所でしょうか。



この時点で、ある程度株価の推移について予測可能なので、後は落ち着いて事の成り行きを見守りましょう。





前回からの推移について

【ABBV】アッヴィ
avv-ch


決算発表の株価は、-6.27(4.3%)でした。


妥当ですかね。


前回の2Q決算では、マイナスでも株価はプラスに働く謎ムーブでしたが、今回は然るべき価格に反映されたかな、という印象です。



瞬間的に防衛ラインとなっている140ドルを抜けたこともありましたが、先週一週間の米国株全体上昇の恩恵を受けつつもなんとか、防衛ライン上で生き延びているようです。


前回の決算では135ドルの底から抜け出せましたし、今回もなんとかラインを死守したことを受けて、じわじわとベースを回復しつつあるようにも見えます。


依然としてPERは38.73と非常に高いですし、人気銘柄であることからも買い支えしてくれるように、根強い支持層のおかげで悲観視する必要は無さそうですね。



続いて指標となるコンセンサスEPSは、以下の通りでした。


abbv-eps



目標EPSの2.86に対して、2.95ということで3.15%の上振れ。


売上予測は136.9億ドルに対し、139.3億ドルということで1.75%ほど上振れという結果でした。


いつもアッヴィはEPSなどの予測値は、しっかり着地出来てるんですよね。


引き続きセグメント比率を見ていきます。


ここに来てまた、ヒュミラが含まれる免疫薬セクターが50%を超える形へ逆戻りしました。


abbv-sec



ヒュミラの売上昨年度対比は、45.67%近い減少。


予測通りとはいえ、減速が早くなっていることも事実なので、他セクターの成長を急がないことには明かに同社にとっては急務事項。


今後の成長を担うスカイリジは前年度+34.21%、リンボックが前年度+15.25%でした。


2桁成長している点は非常に喜ばしいとはいえ、スカイリジはまだ成長比率が安定しておらず、まだようやく始まったばかりですので、減速するヒュミラの屋台骨の重荷を支えるには不安はぬぐい切れない印象です。



セクター的には全体的にマイナスとなっており、今決算で唯一昨年比プラスなのは、脳神経科学のみで主要なセクター比率ではないため焼け石に水、といった程度でした。



最後にガイダンスですが、2023年度の予測ESP11.19ドル~11.23ドルに引き上げを発表しました。


また2024年度のEPSに関しては、10.70~11.00ドルに引き上げと強気のようですね。


同社のガイダンスを見る限り、やったった感がプンプンしますが、

ヒュミラの減速 VS スカイリジ、リンボックの成長 がまだアンバランスであるため、株価の成長が見込めるのはまだ時間がかかりそうで、結果でより同社の課題の大きさが浮き彫りになった形と言えるでしょう。



まずは、成長分野の手堅い実績の積み重ね、買収したIPR&Dの収益化を引き続き様子見していく形になるでしょう。


とはいえ、コロナ期前後で大金をはたいて買収したボトックスも今一つ振るわなかった過去の実績を見る限り、正直強気で買い増して行くという判断は難しいと見ています。





まとめ


という訳で厳しい数字が並ぶ中、2023年の株価はは引き続き低空飛行の年となる見込み、です。


とはいえ、株価140ドルアンダーは確実に安いと思いますし、市場が持ち直している今の雰囲気が持続できれば150ドルに戻すのはそんなに難しいことではないように思います。


そういう意味でも140ドル前半に位置する間に、少しだけ様子見しながら買い増してみるのも良いとは思います。


その一方で、例えば公共事業セクターのように急速に息を吹き返している銘柄も多いため、アッヴィに手を出す理由もあまりないんですよね。



株価が下がった理由がしっかりありますからね・・・。


マイクロソフトのように成長分野も好調且つ、新サービスの期待も高いという銘柄であれば低迷期に買い増す理由にはなりますが、まだアッヴィは復活のカギとなるシナリオが見えてないなぁ、と感じています。


ホールドで問題は無さそうですが、今後株価が急速に上がる理由もないため、最後の4Q以降の手堅い回復の道筋が見えてからも買い増しは遅くないと考えています。


それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました。


皆さんの参考になれば、幸いです。


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