こんにちわ。


いつも当ブログに来て頂き、ありがとうございます。


週末ブロガーのぺろりです。


かなり久しぶりな気もしますが、本日は大手小売り企業のホームデポの3Q決算を見ていきたいと思います。

hd-logo


先日のシスコシステムズ同様に、決算は11・14に発表されており、決して新しい内容ではありませんが自身のアーカイブ用途として記事に残しておきたいと思います。


2023年は金利上昇な年だったこともあり、とにかく小売り業界にとっては散々な年でしたね。


住宅ローンの高まりを懸念されて、戸建て販売件数が横ばいが続く苦しい状況が続いたこともあり株価は約2年近く停滞したままでした。



が!


ようやく、風向きが変わってきた様子です。


直近の小売業界の決算はいずれも非常に好調な成績を残しており、株価も一気に反転ムードとなっています。


特にターゲットなんかの当日の反応は凄まじい印象でしたが、ホームデポにも今後似たような現象は起こらない・・・のかなぁ。



それでは本日も雑談はナシで、サクッと内容を確認して行きましょう。


という訳で、本日もよろしくお願いいたします。

message_yoroshiku_business


もし、よろしければこちらのバナークリックで応援よろしくお願いします。


にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村



にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村


ちなみに、「バナーのクリックで変なサイトに誘導されるんじゃ・・・」なんてことはありませんのでご安心ください


閲覧者に多くバナーをクリックしてもらえるほど、サイトの評価が高まる仕組みとなっています。


次の記事への励みとなりますので是非、ぽちっとお願いいたします!






2023年3Qの決算内容

2023年第3四半期のホームデポの発表は、ざっと以下の通りでした。

  • 純売上高は377億1000万ドル
    (2022年の388億7200万ドルから比較して-2.99%)


  • 純利益38億1000万ドル
    (2022年43億3900万ドルから比較して-12.19%)


  • 調整後1株当たり利益(EPS)は3.81ドル
    (2022年の4.24から比較して-10.14%)


  • 営業利益は54億600万ドル
    (2022年の61億4800万ドルから比較して-12.07%)


昨年度対比で見ると、やっぱりまだまだ本格的な復帰には程遠いんですかね。


アフターコロナ期の比較とはいえ、これで4期連続で前年比はマイナス。


直近までは1桁台のマイナスに収まっていましたが、ついに今期は2桁にまでマイナスは拡大している点はちょっと影響ありそうな気もします。


今回の決算をグラフにすると、下記の通りになりました。

hd-3q


見た感じ悪いというよりは、横ばいが続くといった感じでしょうかね。


決算発表後の、株価の推移を確認して行きましょう。





前回からの推移について

【HD】ホームデポ
hd-ch


スクショは決算発表当日のものではないですが、当日の反応としては+15.56ドル(5.40%)でした。


先の数字だけでは判断できませんでしたが、決算発表後のチャートから明らかに反転する形となっています。


永らく280ドルを底として支えられる流れでしたが、再び300ドル台のレンジに戻すことが出来、その後も順調に310ドル台へと復帰。


ヨシ!


てことは、市場予測との乖離が大きかったという評価なのかな、という訳で


コンセンサスEPSは、以下の通りでした。

hd-eps


目標EPSの3.76に対して、3.81と+1.33%の上振れ。


まずまず、といった数字でしっかりと予測はクリア。


ただ、ここまで強い反発を招くほどの成長率ではありませんでした。


hd-sales


続く売上予測は356.6億ドルに対し、377.1億ドルと+5.75%で着地という結果でした。


なるほど。


2022年4Q、2023年1Qで連続して売上予測がマイナスだったことから、株価が不振となり始めたきっかけでもあったわけですが、前回の3Qに続き安定して予測を上回る強いプラスだったことが評価されているようですね。


これは軒並み多くの小売業界にも言える傾向のようですし、ようやく買い物客が戻ってきたという兆しに多くの資金が流れ込んできているのかな、と。


ただし、最後にガイダンスにおいては下方修正をしています。


既存売上点で前年度比3~4%、営業利益率は14.1~14.2%、EPSは9~11%程度のマイナスが見込まれているとのこと。


この内容については、承知の通りですね。


そのため4Q決算も素晴らしい数字の発表に期待することは難しいでしょう。


その一方で、売上を基調とした既存顧客の回復が確認できれば、次第に回復に向かう道筋は見えてくるのかもしれませんね。





まとめ

正直なところ、数字だけを見た際の手応えはあまり感じませんでしたね。


ただ結果オーライ、だったのかな、と。


翌日に決算を発表したターゲットが予測EPS+41.89%という、驚異的な回復だったことを受け市場全体の小売りに対する評価(※ウォルマートを除く)も変わったように感じます。


とはいえ、この決算を見て買い増しするか?


と言われるとそれは、難しいと言わざるを得ませんよ。


1ドル150円ラインの現在において、300ドル以上の株つまり4.5万円ほどの投資は、それなりの強い理由がないと容易に買い増しすることはできません。


同業ライバルのLOWSもチャートとしては、ほぼ同列の動きを記していますし、ひとまずは今回の決算によって底だったレンジを1つ抜けることが出来ましたし、ようやく安心して見ていられるようになったのは安堵。


これから、決算を挟まずに前回決算後の330ドル域に戻せるかどうかにかかっていると思いますが、引き続き中立で様子見を続けていきたいと思います。


という訳で、本日の決算記事は以上となります。


それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました。


皆さんの参考になれば、幸いです。


是非お帰りの際には、こちらのボタンのポチリお願いします。



ポイ活するなら、定番のマクロミルがおススメです。