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週末ブロガーのぺろりです。


ペプシコが2024年1Qの決算発表をしましたので、その内容を見ていきたいと思います。


pep-logo


2023年8月に新高値をキープして以来、実に9か月近くも株価は低迷が続いています。


永らく不遇が続く同社ですが、決算自体に大きなミスはなく堅調なビジネスを継続しています。





株価の推移としては前回の決算時点より、+10ドル(6%)弱の上昇した位置につけており、あまり大きい恩恵は受けていません。


このセクターにおいて個人的に注視している銘柄は、P&Gと同社に注目していますが、依然として状況に変化なく永らく放置されている状況が続いています。


この数カ月の間はテクノロジーおよび半導体セクターへの資金が集中していた背景もありますが、個人的にはそろそろこういった銘柄の再評価される時期に入ってもおかしくないハズ。


他セクターに比べて変化の少ない業態ですので、劇的な株価の上昇は期待していないにせよ、そろそろバリューへの変化があっても良いはず、と期待しつつ今回の決算で反応を見ていきたいと思います。


それでは、本日もよろしくお願いします。


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2024年1Qの決算内容

2024年第1四半期のペプシコの発表は、ざっと以下の通りでした。

  • 純売上高は182億5000万ドル
    (昨年の178億4600万ドルからの2.26%増)



  • 営業利益は27億1700万ドル
    (昨年の26億2900万ドルからの3.35%増)



  • 純利益20億5300万ドルまで減少
    (昨年の19億4400万ドルからの5.61%増)


  • 調整後1株当たり利益(EPS)は1.61ドル
    (昨年の1.50ドルからの7.33%増)


前回の4Qでは、売上のみ前年比割れの形でしたが、今回は無事オールグリーンに。


少し成長率に物足りなさも感じる内容ではありますが、以前の同社らしい安定した成績が定着しつつありますね。


今回の決算をグラフにすると下記の通りとなりました。

pep-1q


年次サイクル通りで、ゆるやかながらもしっかりと右肩になっている素晴らしい結果と言って良いでしょう。


では、当日の市場の反応を見ていきたいと思います。





前回からの推移について


まずは、当日の株価の反応はどうだったかというと。


【PEP】ペプシコ
pep-ch


決算当日の株価の動きとしては+6.19ドル(3.62%)でした。


前回の決算では、売上不調だった点から当然ながらマイナスの厳しい評価を受けていましたが、同程度のプラスで盛り返すとなりました。


ペプシコの反応はいつもながら1~2%の控えめの反応の中、3%以上のプラスということもあり、市場的にも好意的に判断されていると見て良さそうです。


永らく160~170ドル台のレンジにはまっていましたが、これをきっかけに175ドル付近での下値抵抗線を貼れるとなると、180ドル突破はもう目前といった所でしょうか。


まだ25日移動平均線は下に潜ったままですが、決算後のモメンタムを維持できればゴールデンクロスとなる日はそう遠くないと期待も十分持てそうですね。


やっと反転の兆しかな、、、。


強さの根拠をより着実にするため、その他の指標まずはEPSを見て行ってみましょう。

pep-eps


今期のコンセンサスEPSは1.56に対して、1.61と+7.33%の上振れとなっています。


特段強い、という訳でもありませんが、申し分ない数字。


乖離も安定の±3%内に収まり、同社の安定さを示す形となっていますね。


続いて売上予測ですが、こちらの通り。

pep-sales


予測は181億6000万に対して、182億5000万で0.5%のプラスで着地。


こちらも先のEPS通り、予測値通りの着地で大きな乖離もなく、しっかり併せてきたという感じですね。


同社に対して爆発的な成長を求めていないので、こういった堅実な乖離率の少なさのほうが、却って長期保有には安心感を与えてくれますね。


特に昨年度以降、利上げの影響を受けて値上げの敢行によりファン離脱の懸念も強く危険視されて株価的にも敬遠されていましたが、今やすっかり落ち着きを取り戻していますね。


セクター別の売上げ推移においては、主力のフリトレーとビバレッジは堅調ながらも、ややクェーカーのマイナスが目につきます。


pep-sales-de


クエーカーは前Qでは数字に表れていなかったものの、リコールに関わる問題で減収、減益となってしまった点があるため仕方ない部分もありますが、次の2Qで立て直しできれば今以上に良い決算が発表出来る期待はできそうです。


ただし付け加えるとするとフリトレーも成長という意味では、やや減衰しているとも見れるので、めちゃめちゃ売り上げているという訳ではないので、過度な自信は禁物かなと。


ガイダンスはこちらの通り。

  • 2023 年度の既存店売上4% -> 維持
  • コアEPS成長率8% -> 維持 
  • 自社株買い10億ドル -> 維持


特に大きなトピック、または変更はありませんでした。





まとめ

決算直後のチャートに反映された通り、内容は良かったと思います。


前回のマイナスも引きずっていましたし、CEOも交代後にようやく落ち着いてマイナスの膿を出し切ったという所でしょうか。


もの凄い順調が表れているわけではありませんが、少なくとも快方に向かっていると捉えて良いのではないでしょうか。


まだ他社決算が続いているので、すぐに買いに動くほどの強い内容ではありませんでしたが、長期で買い増して行きたい銘柄としては、納得の決算だったと考えています。


ゴールデンクロスからの180ドルを超えだすと、モメンタムが加速してするするっと株価が伸びていくことを考えると、今の170ドルのレンジ内で買っておいても損は無さそうですよね。



ということで、本日の決算記事は以上です。


それでは、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


皆さんの参考になれば、幸いです。



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