こんにちわ。


いつも当ブログに来て頂き、誠にありがとうございます。


週末ブロガーのぺろりです。


ジョインして間もないのですが、今回初チェックとなる企業のバーティブの1Q決算を見ていきたいと思います。


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まだご存じの方も多くないとは思いますが、データセンターでの設備機器の製造・販売を行う企業で、AIの恩恵を受ける銘柄の一角として期待を寄せられています。


とにかく今は、PERは90.27と超人気銘柄にのし上がるほどの勢いであり、間違いなく過去最高にホットな状況となっている中で注目に値する決算になりました。



私自身も手元のデータはまだ少ないのですが、期待に胸を膨らませつつ内容を追っていきたいと思います。


それでは、本日もよろしくお願いします。


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2024年1Qの決算内容

2024年第1四半期のバーティブの発表は、ざっと以下の通りでした。

  • 純売上高は16億3900万ドル
    (昨年の15億2100万ドルからの7.76%増)



  • 営業利益は2億200万ドル
    (昨年の1億3000万ドルからの55.49%増)



  • 純利益-600万ドル
    (昨年5000万ドルからの赤字転落)


  • 調整後1株当たり利益(EPS)は-0.02ドル
    (昨年の0.12ドルからの大幅減)


今期はマイナスとなっていますが、運転資本管理の改善、支払利息などによる相殺によるものとされており、今期にも6億ドルの自社株買いを実施するなど、フリーキャッシュに関する懸念という訳ではなさそうですね。


むしろ、この規模間でしっかり自社株買いを精力的にやっているという点に驚きでした。


数字は見ての通り、昨年度対比でもかなり順調に伸びている様子で、現段階の受注残高は1.5倍の63億ドルにまで達しているのだとか。


てことは、2Qの決算まで積み上げ準備も出来てるってことかな。


今回の決算をグラフにすると下記の通りとなりました。

vrt-1q



まだデータが薄いのでグラフで見てもあまり、説得力無いかもですね。


ただ依然として引き合いが非常に強く、利益率等の上昇もさることながら、キャッシュフローがみるみる潤沢になっている様子が伺えます。


温度感無いのであくまで予想でしかありませんが、本社はウッハウハでしょうな。


そりゃ、人気も出るでしょうなぁ、、、。


きっと当日の市場の反応も期待できることでしょう。





前回からの推移について


まずは、当日の株価の反応はどうだったかというと。


【VRT】バーティブ
vrt-ch



決算当日の株価の動きとしては+5.40ドル(6.82%)でした。


一時期は、90ドル超えするほど強い買いが殺到していましたが、終盤にかけて80ドル半ばに利確売りで押し返される形となりました。


まぁ、それにしてもこの株価のレンジで考えると、十分な引き合いの強さが伺えますし、出来高も年初来初の多さだったようですしね。


さらに翌日、マイクロソフトやgoogleの好決算を受けて、しっかり3.48%のプラスを受けて90ドル台に復活し、あっさりとレンジを超える形となりました。


うーん・・・同社の強さもありつつ、AIテーマ株でもあり、クラウドインフラという多岐に渡る現市場のパワーワードを網羅している小型株、ということでまだまだ人気は加速しそうな勢いを感じます。



続いては、EPSを見て行ってみましょう。


vrt-eps


今回マイナス入りしたため、ダウントレンドっぽい絵になってしまいました。


誤解を解くためしっかり解説しておくと、


今期のコンセンサスEPSは0.37に対して、0.42と+16.22%の上振れとなっています。


非常に強い数字ですね。


で、これが直近の1年間で2桁以上の乖離が3/4回となっていることからも、同社が直近の1~2年で圧倒的に予測を上回る成長をしているということに他なりません。


しかし、その一方で売上予測は16.40億ドル見込みから、16.39億ドルとわずかながら及ばずでなっています。


売上は過去のペースから見ても、爆発的に需給が伸びているというスタイルではないようですね。


たしかに、こういった特殊機器って基本DCが新設された時、もしくは老朽化、EOSによるリプレイスによる受発注がベースになるはずで、在庫を持つ機材ではありませんからね。


ある程度セールスの予測は、目途が付いていることが前提の業態とみて良いのかもです。


で、現在のところ受注予約は増加のペースを辿っているという点が、今後追加投資する判断材料にもなりえる訳ですね。



今回の決算でガイダンスを下記の通り引き上げています。

  • 中間値で売上高12%増
  • 営業利益11億5,000万~12億ドル
  • 調整後営業利益13億2,500万~13億7,500万ドル(中間値で2023年通期比28%増)

翌日以降も新た件を更新しているのは、この辺りの強気な言質がベースとなっていることでしょう。


にしても、本当に景気の良い話のようで何より。


私も決算前に少しだけ買い増ししましたが、同社の長期のストーリーに対して俄然興味が湧いた決算だったように思います。




まとめ

連日高騰を続ける同社の株価ですが、100ドルアンダーの間は安心して買い増しという判断としました。


すでに買われすぎ、な印象もありますが、証券会社等のレーティングを見る限り上限は120ドルと判断しているところもあり、もう少し上値に対して楽観的でも良いのではと考えています。


やはり、成績が好調というだけでなく、自社株買いをやっていたり、キャッシュフローを改善していたりと非常に優秀な経営陣の施策も評価できます。


配当も出してくれる企業ですし、ここまで株主に対しての手厚い対応があれば、今後の増配余地も期待できますしね。


私個人としても、長年UPSのようなニッチ製品を取り扱う米国内の企業が出てこないかな、と待ち続けていたのも事実なんです。


というのも、UPS製品は従来までエレクトリックシュナイダー(旧APC)のほぼ独占市場であり、万一に備えるインフラ機器であるにもかわらず、BCP対策の一環としてしか扱われず放置されていたので、第二、第三のメーカーが出てこないかを心待ちにしていた経緯もあります。


そして何より、製品面の参入障壁の高さもありますので、競合の乱立になりにくい。


加えて現在のDC建設ラッシュという時代背景も味方していますし、2025年までは継続できるテーマの1つだと捉えて、今後強気の押し銘柄に指定しようかと考えています。



この銘柄が私にとっての第2のアイアンマウンテンになるよう、今後も暖かく見守っていくつもりです。


ということで、本日の決算記事は以上です。


それでは、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


皆さんの参考になれば、幸いです。



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