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週末ブロガーのぺろりです。


イーライリリーの決算日と同じく10/30にアッヴィの2024年3Q決算が発表されたので、早速内容とその後の反応を振り返っていきたいと思います。



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直近の決算を簡単におさらいしておくと、Q1、Q2ともにしっかり立て直しが功を奏しており、株価は最高値を連日更新する非常に強い流れとなっていました。








数年前まではヒュミラ一択で将来的にやせ細りする銘柄と言われていた時期もあり、ボトックスを大金で買収したりと迷走を重ねた時期もありましたが、この1年でしっかりその評価を覆しつつあるように思います。


今回の決算次第では、上値の重かった190ドルを超えて新高値を狙えるポジションということになり、私自身も前回の決算記事の内容で、今回の結果で大きくジャンプアップを期待できるはずと記しておりました。


残念ながら同セクター、同日発表となったイーライリリーは散々な評価で大きく株価は下落してしまったために、同社には何とか踏ん張ってヘルスケアセクターを底上げする旗印となってもらいたいものですね。


ちなみに、イーライリリーの決算記事はこちらからどうぞ。




という訳で、本日もよろしくお願いいたします。

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2024年3Qの決算内容

2024年第2四半期のアッヴィの発表は、ざっと以下の通りでした。

  • 売上高は144億4600万ドル
    (昨年の139億2700万ドルから比較して3.83%増)


  • 営業利益は38億3100万ドル
    (昨年の22億8100万ドルから比較して67.95%増)



  • 純利益15億6400万ドル
    (昨年の17億8100万ドルから比較して12.19%減)


  • 調整後1株当たり利益(EPS)は3.00ドル
    (昨年のの2.95から比較して1.69%増)



おお、決して数字に派手さはありませんが、しっかりと堅実な数字での着地になったかと思います。


これで今期は3期連続で売り上げは前年比プラスをキープし、苦戦した2023年のマイナス売上期からの完全脱却しつつあると見て良さそうですね。


まだ純利益などはマイナス部分があるものの、それも前年度に比べれば大幅に改善されていますし、前期からみても徐々に程度も薄くなりつつあります。


この時点でかなりの安心感が出てきたと評価できますし、経営陣の立て直しが成功しつつあるとの見方を強めて良いとも考えられます。



今回の決算をグラフにすると、下記の通りになりました。

abbv-3q



グラフをぱっと見するだけでは、やもすれば停滞感を感じられる内容ですが、以前からの大きな経営課題を抱えていた同社の背景を知った身からすれば、しっかり踏みとどまっていた1Q、2Qを乗り越えようやく反転の兆しという位置に戻してきました。


まだまだ爆益を期待する内容ではないと思いますが、これは反応が楽しみですね。


では、決算発表以降の結果を追っていきましょうね。





前回からの推移について

【ABBV】アッヴィ
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決算発表の株価は、+12.05ドル(5.98%)でした。


おおー、決算後で2桁動くのは相当久しぶりではないでしょうか。


というより、決して目を見張るような数字ではないはずですが、ここまで反応が強かったことに驚きですね。


イーライリリーがコケてしまった分、こちらに大きく反動が押し寄せたのかもしれませんね。


とにかくこの結果は、ホルダーの皆さん歓喜ですね、おめでとうございます!


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コンセンサスEPSは、以下の通りでした。


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目標EPSの2.92に対して、3.00ということで2.74%の上振れ。


うん、同社のEPSは非常に底堅いですね。


続いて売上予測はどうだったかというと、

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売上予測は142.5億ドルに対し、144.6億ドルということで1.47%ほど上振れという結果でした。


いずれも堅調な結果ですね、ヨシ!


むしろここ数年の同社の落ち込み成績から見ると、やっと本気で復活し始めてきた、と言って良いくらいのレベルかと思います。


続いて各セクターの推移を見ていきます。


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以前としてヒュミラの下降は避けられないものの、スカイリジとリンボックの2つがそれを大きく上回る2桁成長を維持しており、セクターとしてはヒュミラ1強だったころの売上とほぼ同等の水準にまで押し戻しています。


まさに経営陣の狙い通り、ともいえる復活劇を目の当たりにしているようで、見ている側も安心できますね。



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こちらもインブルビカは緩やかな失速が続くものの、ベンクレクシアは着実に成長していることが伺えます。


こちらも2025年度以降の決算期には、主役の数字が入れ替わっていることでしょう。


その他のセクターでは特筆すべき項目は特にありませんでした。

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最後にガイダンスについて、下記の上方修正を行いました。

  • 2024年の調整後希薄化後EPSガイダンスレンジを10.67~10.87ドルから10.90~10.94ドルに引き上げ


お土産キター、これまたヨシ!


ガイダンスとは別に、最近またAliada Thrapeutics社を買収するとも発表しており、まだまだ同社の強気な拡張路線は続く見込みで、今後も強い期待が持てそうですね。






まとめ


間違いなくここ数年の同社の決算で最もホットな結果をもたらしてくれる内容でしたね。


これだけでもまだ十分なのですが、最後に増配のお知らせ。


1株当たり1.55ドルから1.64ドルの5.8%の増配を決定し、これで分社化以前と併せて52年連続増配を継続。


いやー、しっかり株価も成長してくれながら、3%の配当を維持してくれるなんて、なんて株主想いの銘柄なんだ、と同社に感謝しかないですね。



自身のポートフォリオとしては、もう十分すぎるほどロットを保有しているつもりでしたが、今回の決算を見る限りまだ成長の余地があるのではと改めて思えてきましたね。



全決算期の記事には、自身でこう記していましたが、実現できてとにかく安堵。


次の決算こそが、本当のブレイクになる。




ありがとうアッヴィ。


230ドルを目標株価に設定しなおして、もう少しだけロットを買い増して行くことにしました。



それでは、本日もお付き合いいただきありがとうございました。


皆さんの参考になれば、幸いです。


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