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週末ブロガーのぺろりです。


久しぶりの決算記事ですが、今回は先週4/23に1Qの決算報告があったバーティブを見ていきたいと思います。




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前回の4Q決算時のPERは74.62もあったのに対して、現時点で50.41とかなりAI・データセンターの過熱はトランプ氏の政策によって冷まされたという印象ですね。


特にエヌビディアを始めとした中国への技術製品輸出に関して、厳しい追及を受けていたセクターでもあり被害が直撃した分野でもありながら、未だに50ポイントあるのは依然として高い人気を誇っている証左であると感じます。


同社の決算がほか多くの企業より先行して発表されるのは、非常にありがたいですよね。


というのも、データセンターへの売上が順調か否かで多くの企業がどれだけAIに対して投資しているかがある意味、丸わかりになるのでまさに今回の決算を基準に同セクターの盛り上がりを占う先行指標となるわけですからね。


それでは注目の決算を除いていきましょう。


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2025年1Qの決算内容

2025年第1四半期のバーティブの発表は、ざっと以下の通りでした。

  • 純売上高は20億3600万ドル
    (昨年の13億3900万ドルからの24.21%増)



  • 営業利益は2億9000万ドル
    (昨年の2億200万ドルからの43.48%増)



  • 純利益は1億6400万ドル
    (昨年-600万ドルからの大幅増)


  • 調整後1株当たり利益(EPS)は0.42ドル
    (昨年の-0.02ドルからの大幅増)


成長率に関しては、以前とほぼ同様の2桁をしっかりキープしています。


4Qに最高売上げを記録する企業なので、前期比と比べると数字の伸びはやや落ち着いた内容に見えますが、ベースラインとしては24年3Qと同じレベルにいるため順調なペースと言えるでしょう。


今回の決算をグラフにすると下記の通りとなりました。


vrt-1q


グラフで見ても安心できる内容と言えそうですね。


爆発する内容とは言い難いとはいえ、データセンター関連の先行指標となる企業で20%増という結果は、同セクターに与える影響も大きいであろうことから、安心の広がる内容であったと言えそうです。


では当日の市場の反応を見ていきましょうか。





前回からの推移について


まずは、当日の株価の反応はどうだったかというと。


【VRT】バーティブ

vrt-ch



期待されていた、決算当日の株価の動きとしては6.18(8.60%)でした。


こちらも順張り通りの結果でしたね。


前回、前々回の決算時にはPERも高騰しすぎていた結果、期待値以上の決算がない限りマイナスになっていたりしたので、ようやく正しい評価になってくれたなという印象です。


そういう意味では、すでに前回の決算辺りでピークシフトしてバブル状態になっていた、とも言えるんでしょうね。


その翌日にも、+7.53%、+3.65%と順調に回復を見せ、やっと85ドル台に戻してきました。


昨年度に一時ブレイクを果たした後に見せた、下げの防衛ラインを丁度超えたレンジなので今後の推移は比較的底堅いものになると予測されます。


一時は、どこまで下げるかとヒヤヒヤしたものですが、とりあえず評価を元に戻しましたね。


お疲れ様でした。


前にもお伝えしたかもですが、この子は短期でブレイクする銘柄ではありません。


どちらかというとインフラ側の設備機器ですから、長期的なメンテナンス等を含むストックビジネス型のモデルの筈ですから、急騰しすぎないほうが良いのです。


続いては、EPSを見て行ってみましょう。


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こちらも問題なさそうです。


今期のコンセンサスEPSは0.62に対して、0.64と+3.23%の上振れでした。


続いて、売上予測はどうだったかというと。

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こちらも正常にクリア。


20.36億ドルの予測に対して、192.20億ドルの+6.04%ということで実績を積み上げています。


今回もガイダンスは特に目立った内容は無かったのですが、一応転記しておきます。
  • 通期2025年の売上高ガイダンスを中央値ベースで2億5000万ドル引き上げ。調整後希薄化後EPS、調整後営業利益、調整後フリーキャッシュフローのガイダンスは中央値で据え置き
  • 受注残高(バックログ)は前年末比で10%増、前年第1四半期末比では25%増
  • 過去12か月(TTM)の受注成長率は約20%と力強い伸びを示し、第1四半期単独でも前年同期比で約13%増、前四半期(2024年第4四半期)比では約21%増加


ヨシ!




まとめ


同社の決算がトリガーとなったとは言いにくいですが、同日の4/23以降市場全体が上向きに転じましたよね。


別記事に述べた通り、トランプ氏の態度が軟化したという点も市場に影響したかと思いますが、特にエヌビディア、ブロードコムなども強い回復を見せており、少なくとも同社の好決算がブルマーケットを取り戻すきっかけになったことは間違いないでしょう。


AIに関してはボチボチ、我々の周辺でも有料版のLLMモデルを利用したサービスが身近になりつつあるように感じますが、まだ具体的な体感にまでは至っていないという感じでしょうか。


各企業ともにAI人材がこぞって高額で出入りしている状況を見ると、少なくともここ1~2年くらいはホットなテーマであるだろうと予測しています。


ただ、この界隈まだ未知数ということもあり、胡散臭いコンサルも跋扈しているので過剰投資にならないようにだけ気を付けておきたいところでしょうか。


私自身は同社のニッチ過ぎる製品が今後、多くのDCで採用され続けていくことでメンテナンス事業だけで配当を出してくれるようになるまでの成長を期待しています。


今回の決算でも大きな足跡とは言えませんが、同社らしい着実な成長が見れるにつれ、安心して買い増す判断が出来そうだと感じました。


そういう意味では、100ドルアンダーで程よい成長期待らしい株価だとも言えますよね。



ということで、本日の決算記事は以上です。


それでは、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


皆さんの参考になれば、幸いです。



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