こんにちわ。



「週末ブロガー」として活動している、管理人のぺろりです。


いつも当ブログに来て頂き、ありがとうございます。



皆さまはいかがお過ごしでしょうか。


本日はビックテックの一角であり、ポートフォリオ銘柄No.2のマイクロソフトの1Q決算です。


msft-logo

前回までのおさらいは、こちらから。









3Q~4Qにかけて一気に500ドルを突破する勢いを見せたものの、4Qで新高値を付けた後に失速。


やはり主力はAIということで、今期の決算においてCopilotの浸透度がどれだけ高まっているかに注目が集まることになると考えています。


という訳で、本日のお品書きはこちらの通りです。


▼今回の記事の目次はこちらです▼

目次




早速決算発表後の内容を追っていきましょう。



それでは本日もよろしくお願いします。

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決算概要

2026年の【MSFT】マイクロソフトの1Q概要は以下の通りでした。

  • 純売上高は776億7300万ドル
    (昨年の655億8500万ドルから比較して+18.43%)



  • 営業利益は379億6100万ドル
    (昨年の305億5200万ドルから比較して+24.25)


  • 純利益277億4700万ドル
    (昨年の246億6700万ドルから比較して+12.49%)


  • 調整後1株当たり利益(EPS)は3.72ドル
    (昨年の2.95から比較して+12.73%)



はい、いつもの2桁成長がゾロリ。


売上成長率は前期比の18.10%から微増、営業利益も増加していますが、一転利益率などはやや減となる形でした。


数字から見ても、いつも通りの安定した数字であるもののサプライズ感はあまりない印象ですね。



グラフで見ましょう。


msft-1q



ただ、それがどれだけ凄いかと言えば、このグラフの通り。


抜群の安定力と、売上の約50%を営業利益にする収益率の高さは圧倒的です。


これを見るだけでホールドするに十分値する内容かと思います。


続いて、市場コンセンサスの結果です。





市場コンセンサス

続いて、他の指標も見ていきましょう。


まずはEPSの予測から。

EPS予測

msft-eps


コンセンサスは4.13に対して3.65で乖離率+13.15%でした


従来EPSの予測値は一桁プラスが定着していましたが、今期久しぶりの2桁超え。


前期比+5%なので、十分期待を上回った形になりますね。


続いて売上です。



売上予測

msft-sales



売上予測749億6000万に対して、776億7300万でこちらも+3.62%の上振れでした。 Azureが引き続き高成長を牽引する形で、M365を筆頭にDynamics 365などのサブスクリプションも前年比で17%と順調のようですね。

しかし、やはりデバイス、ゲーム分野での成長は今ひとつ。


Copilotの普及はかなり進んでいるものの、同様にAIインフラを整備するための事業投資も大きい点が利益を圧迫しているようにも見えます。


METAもインフラ、データセンター建設等でかなりの投資額をつぎ込むと発表していましたね。


Copilotのアクティブユーザー数は1.5億人を超えたと発表されており、今後一層M365製品との親和性も高まりAIを利用するシーンが増えてくることは容易に想像できます。



通年ガイダンス 全体での売り上げ成長見込みを14~16%とし、引き続きAIに集中投資するとのこと。


Azureの成長率を37%としており、AIによる付加価値で1ユーザー当たりの単価引き上げを目標にしているようですね。


知ってた、という内容でしたね。


恐らく現実路線でもさほど難しい達成内容でもないでしょう。


では気になる株価の反応を見ていきましょう。


株価の反応
概要およびコンセンサス乖離の結果をもって、当日の株価推移を追っていきます。


決算発表後、翌日の株価推移は以下の通り。


msft-ch



翌日の反応は、-15.79ドル(3.00%)でした。


前日までに期待値が騰がりすぎて541ドルまで急騰していましたからね。


まぁ、決算前の数字に戻ったと思えば、±0といった所でしょうか。


残念ながらズルズルとその後も後退していますが、他のビックテック企業が好決算を発表したこともあり、今回は負け組というポジションに収まってしまったことも残念ですね。


数字で見る限り大幅に売られた印象が残りますが、決算の数字自体は確かにサプライズにかけたものの十分良い決算です。


私自身もCopilotユーザーであり、周囲でもかなり導入が進んでいるはず、という強い期待を持って臨んだもののやはり設備投資相当の金額が掛かっている、ということですね。


良決算だったものの、この内容で見る限り買いに行くかと言われればホールドで十分なのかもしれませんね。


まとめに入りますね。




今後の見通し・まとめ


今回は割と大人しい控えめな決算でした。


他が良すぎたのかもですけど。


で、株価は今ひとつでしたが株主には嬉しい、増配のアナウンスがありましたね。

msft-div



0.83ドルから0.91ドルへ+10.12%の増配でした。


ありがとうございます。


配当利回りとしては0.71%と年々減少しており、その分株価成長が進んでいるホルダー冥利に尽きる銘柄となっていますね。


加えて増配率も業界率屈指のかなりの高いペースを維持しています。


既に簡単に変える株価ではなくなってしまいましたが、前述の通りホールドするに十分な内容だったと考えています。


やはりAIを主力とした際の投資拡大、設備増強などのテーマが重要になっており、巨額投資と見られた場合利益率の減少などから株主からの反発を意識して、まろやかにかつ慎重な数字を見せていますよね。


ガイダンスで強気すぎない発言に留めている点、個人的にはかなり好印象ですし今後も激しいブレイクを刻むより少しずつ、長期に株価を押し上げてくれることを期待したいと思います。


それでは本日は以上となります。


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それで本日も、お疲れさまでした!最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。


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