こんにちわ。



「週末ブロガー」として活動している、管理人のぺろりです。


いつも当ブログに来て頂き、ありがとうございます。


まだまだ決算記事が続きます。


先週だけでもあと2件も残ってるんですけど、もう消化できなさそうです、ごめんなさい。


3連休とはいえ意外と用事が詰まっており、来週末はまた新たに試験も控えているのでまとまった時間がありません。


という訳で、どこかでまとめ記事を作ろうかと思います。


皆さまはいかがお過ごしでしょうか。


今回は、先日決算を発表したアッヴィの3Q決算を見ていきたいと思います。



abbv-logo


つい先ほど見たイーライリリーがあまりに良い内容でしたので、ややかすんで見えてしまうかも知れませんが、内容追っていきましょう。


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という訳で、本日のお品書きはこちらの通りです。


▼今回の記事の目次はこちらです▼

目次





それでは本日もよろしくお願いします。

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決算概要

2025年の【ABBV】アッヴィの3Q概要は以下の通りでした。

  • 純売上高は157億7600万ドル
    (昨年の144億6000万ドルから比較して+9.10%)



  • 営業利益は19億400万ドル
    (昨年の38億3100万ドルから比較して-50.30)


  • 純利益1億8800万ドル
    (昨年の15億6400万ドルから比較して-88.98%)


  • 調整後1株当たり利益(EPS)は1.86ドル
    (昨年の3.00から比較して-38.0%)



ありゃぁ、売上は順当に伸びていますが、利益率が激減していますね。


前期に引き続き売上過去最高額を更新している点は評価できるのですが、EPS等を見る限りでもそれ以外はまるでダメといった内容に見えます。


グラフで見ましょう。


abby-3q




同社は企業買収の機会も多く、年に一度はこうやって一気にキャッシュフローがガタ落ちしたり、利益をすっ飛ばすことが有るのですが、恐らく今回も同様の理由でしょう。


ここは後で追っていくとして、他の数字を見ていきます。


それにしても、この時点で株価の懸念が一気に高まりましたね。




市場コンセンサス

続いて、他の指標も見ていきましょう。


まずはEPSの予測から。

EPS予測

abby-eps


コンセンサスは1.77に対して、1.86で+5.08%の上振れでした。

続いて売上です。

売上予測


abby-sales


売上予測155億9000万に対して、157億7600万ドルで+1.19%の上振れでした。


こうやって毎度短期毎の数字はしっかり揃えてくるところは、相変わらず優秀なんですよね。


今回は先に、各セクターの比率を見ていきます。



abby-im


ヒュミラ単体の売上はついに3桁に落ち込み、ここ5年間で1/5近くまで落ち込みましたね。


これも時代の流れとして致し方ないものと捉えつつも、しっかり他の新薬で支え込み会社全体として最高益を出している点、同社の優秀人の経営手腕は素晴らしいと感じます。


結果としてスカイリジを主役に押し上げ、同社を代表する新たな軸を根付かせ続くリンボックの寄与率も徐々に増している点が伺えますね。



abby-he

期待されていたインブルビカは横ばいに推移した一方で、ベンクセレラが成長している様子。


他セクターはまだパイが細かいので割愛します。


主力2セクターでしっかり成長を促進しつつあり、まだ伸びしろも見えていることから強い懸念はないと見て良さそうですね。


先に見たイーライリリーのパイプラインが如何に、強固かという点がよく判る対比になっている点が浮き彫りになったというか。


通常のヘルスケア企業って、やっぱりこんな感じだと思います。


IT・テクノロジー企業もそうですが、しっかり全セクターをオーケストレーションできる企業は一握りであり、相当な経営者でない限りは実現難しいことはよく判っていますからね。



ガイダンスはありませんでしたが、2025年見通しとしては以下の通り

2025年アウトルック

  • EPS:10.38~58ドルから10.61~10.65ドルへ上方修正

  • IPR&D:今回も現時点絵の費用影響は予測不能であるため、含まず

さてEPSに関しては、IP R&Dにおけるマイルストーン経費が1株当たり1.50と逆風になっており、厳しい判断となりそうですね。


数年前に併合したボトックスも、思う程相乗効果が出来て対できるものには至っていないはずですが、少しずつ重荷になりつつある間隔がある点は、同銘柄を購入する上で知っておいたほうが良さそうです。



という訳で、株価の反応を見ていきましょうかね。



株価の反応
概要およびコンセンサス乖離の結果をもって、当日の株価推移を追っていきます。


決算発表後、翌日の株価推移は以下の通り。

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翌日の反応は、-10.16ドル(-4.45%)でした。


やはり今期は利益率減少という点はマイナスですね。


株価的にはこれまで順調に上げてきただけに、厳しい評価になるのは必然といえるでしょう。


その中においても4%程度の下げで済んでいるのは、不幸中の幸いと言えると思います。


先にも触れましたが、同社は年に一度はやらかし決算を発表しており、そのたびに下落を挟んでは少しずつ盛り返す形でゆっくりと成長を刻むスタイルですので、今回もまたやっちゃったか、くらいに認識しておけばストレスを感じずに済むはずです。



まとめに入りますね。




今後の見通し・まとめ

株価の推移としては、やや残念という感じはありますがホルダーにとってのお楽しみである、増配の発表がありました。


1株1.64ドルから1.73ドルへの増配で+5.49%となります。


これにより同社の配当利回りは3.15%となりました。

abbv-div


コロナ期には株価が下がり5.5%近い配当利回りも、今や株価の上昇に伴いすっかり落ち着いて着ましたね。

増配ペースは依然と同様+5%を軸に推移しているので、以前と変わらず株主を大事にしている点もホルダー冥利に尽きますね。


やはりアッヴィは、長期ホルダー向けの株価と言えますね。


短期間での強い成長を期待しすぎずに、適度な距離感で接しておけば、きっと中長期にかけて緩やかな株価の押し上げとともに配当をもたらしてくれる銘柄であると信じています。


強い買い要因はなかったものの、ここ最近の上げすぎた株価を冷やすにはちょうど良いアクションだったのではないでしょうか。


今後ヒュミラの売上縮退を上回る形で、スカイリジやリンボック等の主役が活躍する機会はそう遠くない未来のように見えますし、250ドル以上にむけての前準備と捉えれば決して今でも高くないと考えられますしね。



今後もホールドしつつ、同社を応援できればと思います。


それでは本日は以上となります。


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それで本日も、お疲れさまでした!最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。


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