こんにちわ。
スーパーメジャーと呼ばれる世界の石油大手6社の1社に入る企業、シェブロンという企業の紹介記事となります。
ちなみにスーパーメジャーは、エクソン・モービル、ブリティッシュ・ペトロリアム(BP)、シェブロン、トタル、ロイヤルダッチシェルが含まれています。(2回目)
サウジアラビア政府から東部州全域の石油利権を取得し、第二次世界大戦後以降、石油業界の寡占状態となり盤石の基盤を築く。当時の独占7企業をセブン・シスターズと呼び、その一角を担っていました。
1984年にガルフ石油と合併、2001年にテキサコを買収して、現体制に至ります。
カリフォルニア州に本社を置き、原油、天然ガスの探鉱、生産、輸送、販売や発電事業などに従事するエネルギー企業です。
業態は、エクソン・モービルと殆ど同じですが、同社は代替エネルギーを多く持ち、燃料電池、太陽光、バイオ燃料、地熱発電を有し日本政府が購入している燃料はシェブロン製です。
S&P評価はAA、連続配当は33年の配当貴族です。
2016年には、決算が響き40%近くの株価が下落。立て直したものの、上値が重く停滞気味。
ちなみにXOMはAA+の36年です。
ベータ値は0.99となっていますが、直近の3か月間でも125~110のレンジの大きいボックス、強いボラティリティがある中、ゆっくりと下降トレンドを描いています。
平均して115ドルあたりで落ち着いています。
年間配当は、4.76ドルで配当率は4.01%、73.86%の配当性向。
平均の配当成長率は104.8%を誇る優良配当企業ですが、2016年には一度増配を停止している点にも要注意です。
2016年の決算期より、全体的な数字は回復しておりEPSは、6.97と非常に強い数字を示しています。
資本変換率、自社株買いは意外と少なく、8.50%にとどまっています。
成長性
それでは、いつものやつですね。
シェブロンも純利益は圧倒的な数字ですね。
コンセンサスEPSもQ2こそ若干下回りましたが、Q1、Q3ともに大きく予想を上回る好成績でした。
このCFと株価が示す通り、2016年の暴落が底となり、売上、利益ともに徐々に回復してきつつありますが、120ドル以降の株価の上値が非常に重たくのしかかります。
エクソン・モービル同様、負債額は肥大化を続け、川上工事の低迷が直撃している。
売り上げも横ばいをキープするものの、川下工事の下落が相次ぎ、難航しています。
営業利益の低さは、まさにこのセクションの低迷が大きく今後も減少見込みであることから、シェールガスの掘削工事費におけるコスト圧縮と利益の最大化、カリフォルニア州の太陽発電等へ注力していく模様。
太陽光発電などの永続可能エネルギーであれば、ESG投資を呼び戻せる可能性を期待したいところです。
メキシコ、ブラジル、フィリピン等の海外拠点での上流河川工事は順調な売り上げで推移。
シェールガスと並び太陽光は、新しいエネルギー事業での起爆剤になれるか。
どうしてもライバルのエクソン・モービルとの比較視点になってしまいますが、逆にエクソン・モービルは、今が最も危機的局面を迎えている状況です。
そう考えると、2016年からの苦難を乗り越えて約2年ほどで回復に乗り上げてきた実績は、エクソン・モービルにも可能性があることを示唆しているとも言えます。
つまり2022年には、エクソン・モービルの大復活もありえる・・・のか?
ジェレミー・シーゲルの推薦セクターをホールドし、引き続き石油業界の将来を信じて石油業界へ投資するのであれば、シェブロンも安泰な企業であることは間違いないでしょう。
【OXY】現況を見ると5兆円のアナダルコ買収を諦めて、違約金をゲットした選択は正しかったと言えます。
【XOM】エクソン・モービルの紹介記事です。米国石油といえば同社か、こちらか、ですね。
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スーパーメジャーと呼ばれる世界の石油大手6社の1社に入る企業、シェブロンという企業の紹介記事となります。
ちなみにスーパーメジャーは、エクソン・モービル、ブリティッシュ・ペトロリアム(BP)、シェブロン、トタル、ロイヤルダッチシェルが含まれています。(2回目)
シェブロン(CVX)
1879年にパシフィック・コースト・オイルとして創業するも、スタンダード・オイルへ買収されて分割されます。サウジアラビア政府から東部州全域の石油利権を取得し、第二次世界大戦後以降、石油業界の寡占状態となり盤石の基盤を築く。当時の独占7企業をセブン・シスターズと呼び、その一角を担っていました。
1984年にガルフ石油と合併、2001年にテキサコを買収して、現体制に至ります。
カリフォルニア州に本社を置き、原油、天然ガスの探鉱、生産、輸送、販売や発電事業などに従事するエネルギー企業です。
業態は、エクソン・モービルと殆ど同じですが、同社は代替エネルギーを多く持ち、燃料電池、太陽光、バイオ燃料、地熱発電を有し日本政府が購入している燃料はシェブロン製です。
S&P評価はAA、連続配当は33年の配当貴族です。
2016年には、決算が響き40%近くの株価が下落。立て直したものの、上値が重く停滞気味。
ちなみにXOMはAA+の36年です。
ベータ値は0.99となっていますが、直近の3か月間でも125~110のレンジの大きいボックス、強いボラティリティがある中、ゆっくりと下降トレンドを描いています。
平均して115ドルあたりで落ち着いています。
配当について
配当の状況を見てみましょう。年間配当は、4.76ドルで配当率は4.01%、73.86%の配当性向。
平均の配当成長率は104.8%を誇る優良配当企業ですが、2016年には一度増配を停止している点にも要注意です。
2016年の決算期より、全体的な数字は回復しておりEPSは、6.97と非常に強い数字を示しています。
資本変換率、自社株買いは意外と少なく、8.50%にとどまっています。
成長性
それでは、いつものやつですね。シェブロンも純利益は圧倒的な数字ですね。
コンセンサスEPSもQ2こそ若干下回りましたが、Q1、Q3ともに大きく予想を上回る好成績でした。
このCFと株価が示す通り、2016年の暴落が底となり、売上、利益ともに徐々に回復してきつつありますが、120ドル以降の株価の上値が非常に重たくのしかかります。
エクソン・モービル同様、負債額は肥大化を続け、川上工事の低迷が直撃している。
売り上げも横ばいをキープするものの、川下工事の下落が相次ぎ、難航しています。
営業利益の低さは、まさにこのセクションの低迷が大きく今後も減少見込みであることから、シェールガスの掘削工事費におけるコスト圧縮と利益の最大化、カリフォルニア州の太陽発電等へ注力していく模様。
太陽光発電などの永続可能エネルギーであれば、ESG投資を呼び戻せる可能性を期待したいところです。
メキシコ、ブラジル、フィリピン等の海外拠点での上流河川工事は順調な売り上げで推移。
シェールガスと並び太陽光は、新しいエネルギー事業での起爆剤になれるか。
まとめ
数字の面から行くと、2019年のシェブロンは好調といえます。
どうしてもライバルのエクソン・モービルとの比較視点になってしまいますが、逆にエクソン・モービルは、今が最も危機的局面を迎えている状況です。
そう考えると、2016年からの苦難を乗り越えて約2年ほどで回復に乗り上げてきた実績は、エクソン・モービルにも可能性があることを示唆しているとも言えます。
つまり2022年には、エクソン・モービルの大復活もありえる・・・のか?
ジェレミー・シーゲルの推薦セクターをホールドし、引き続き石油業界の将来を信じて石油業界へ投資するのであれば、シェブロンも安泰な企業であることは間違いないでしょう。
【OXY】現況を見ると5兆円のアナダルコ買収を諦めて、違約金をゲットした選択は正しかったと言えます。
【XOM】エクソン・モービルの紹介記事です。米国石油といえば同社か、こちらか、ですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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