こんにちわ。

ITネットワーク機器の【CSCO】シスコとは全く関係のない、シスコという企業の紹介記事になります。

セクターは生活必需品になります。


シスコ(SYY)

1969年にジョンF.ボーによって設立され、テキサス州ヒューストンに本社を置いています。

Systems and Services Coの頭文字をとってSyscoと命名されました。

レストラン、医療施設、教育施設、宿泊施設への生鮮食品販売、サプライヤー、マーケティングを行う企業であり、総合食品流通サービスを展開しています。

同社の製品には、冷凍食品、缶詰食品、乾燥食品、新鮮な肉や魚介類、乳製品、飲料製品、生鮮食品と幅広く含まれており、1977年には米国最大の食品流通サービス企業へと成長しました。

主に外食産業を中心にサービスを展開しており、全世界90か国以上で年間500憶ドルの売り上げを誇ります。


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2003年にはアジアンフーズを買収、2013年には北米最大であったUSフーズを35億ドルで、買収発表するも外食産業の独占となり、市場への競争性が失われるとの理由で却下されています。


S&P評価はBBB+、連続配当は50年の配当王です。
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マイナーな業種ともいえるため、ベータ値は0.47と非常に安定しています。

昨年2019年は、2Q~3Qの結果も良好で50ドル近い上昇となりました。

圧倒的な流通量と、豊富な資源を持つため、大手レストラン、フードチェーン店にとって最大なパートナーといえるでしょう。

配当について

連続配当の内訳を見ていきましょう。
配当(ドル)
2013年0.2800
2014年0.2900
2015年0.3000
2016年0.3100
2017年0.3300
2018年0.3600
2019年0.3900

年間配当は1.80ドルで配当率は2.15%、配当性向は47.06%となっています。

増配率は105.70%となっており、直近の2019年11月にて0.06ドルの大型増配を実施し0.45ドルとなりました。


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成長性

それでは、いつものやつですね。
測定基準期待値判定評価
ROE(自己資本利益率):20%71.60%
EPS(1株利益):5%25.50%
EPSNextY(来年EPS成長率):5%8.55%
EPSNext5Y(来5年EPS成長率):5%9.00%
EPSPast5Y(過5年EPS成長率):5%15.40%
Current Ratio(流動比率):11.4
Gross Margin(粗利益):30%19.00%
Operating Margin(営業利益):15%3.90%
Profit Margin(純利益):10%2.80%

EPSは3.26とまずますで、ROAは9.24と良い数字です。

シェア率の高さがゆえに自己資本や流動比率には、懸念がありません。

しかし、米国内では買収できるターゲットが存在しないため、ヨーロッパ市場の拡大が最優先事項となっています。

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売り上げは順調であるものの、利益率の上昇が乏しい。

流通サービス自体の利益率を考えると致し方ありませんが、ゆるやかにキャッシュフローも改善されつつあります。


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2019年における自社株買いは18億ドルと年々、金額は上昇しており配当、株価ともに長期保有できる銘柄といえるでしょう。


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まとめ

関連企業はCargill、ADM、MillerCoorsなどがあります。

業界的にも決して派手さはなく、急激に株価や配当が伸びることもない代わりに、米国における外食産業を下支えする企業であり、長期の安定した収益があるからこそ配当王たる所以なのだと思います。


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2014年以降ではS&P500との比較でも128%近くアウトパフォームしています。


やや現在の株価に対しては、割高感があるものの比較的、市場の影響、外的影響を受けにくいディフェンシブ銘柄な属性だと思います。


【ADM】アーチャー・ダニエル・ミッドランド



【UPS】流通サービス大手で高配当のUPS



【MKC】調味料の世界王者、マコーミック



【ケロッグ】




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