こんにちわ。

米国のコージェント・コミュニケーションズという通信企業の紹介記事です。

いわゆるISP(インターネット・サービス・プロバイダ)であり、ネットワークインフラに対しての投資もやや注目されてくることを期待して、調べてみました。







コージェント・コミュニケーションズ(CCOI)

設立は1999年、米国ワシントンに本社を置いています。

北米、ヨーロッパ、アジアなどの205を超える主要市場にISPを提供しており、北米だけでも33のデータセンターを保有し、網内のエンドポイント数は6950件超のネットワークと接続している、グローバルサービスプロバイダーです。


専用線、IPトランジット、コロケーションサービス、SD-WANといったインターネットアクセス(※とりわけネットワークインフラ)に関わる幅広いソリューションサービスを展開しています。


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中でも音声データには強みがあり、新しいテクノロジーを活用して、RBOC(Regional Bell Operating Companies)が所有する従来の音声ベースのネットワークから、独立した独自のIPデータネットワークを構築したことから、企業の知名度は飛躍的に高まったと言われています。


買収にも貪欲で過去、PSIネット、オンサイトアクセス、ファイバーシティ、NTTベリオといった複数の同業他社を戦略的に買収し、市場を統合していくとともに規模を拡大している注目の企業の1つとなっています。


S&P評価はB+、連続配当は8年です。

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株価ベータは0.28で、2019年の平均株価は55ドルと安定していたものの、2020年を超えて急速にブレイクした。





配当について

連続配当の内訳を見ていきましょう。

配当(ドル)
2013年0.1200
2014年0.1600
2015年0.3200
2016年0.3600
2017年0.4200
2018年0.5000
2019年0.5800
2020年0.6600


年間配当は2.64ドルで配当率は2.91%、配当性向は256.95%となっています。

年単位ではなく、1Q毎に増配を繰り返しており、この8年間の連続増配の間に配当は5.5倍になっています。


増配率は異例の132.92%・・・。

えぇ、もうむしろ怖いんですけど!?大丈夫なの?と逆に不安になるレベルですよね。

過去の配当性向も3~400%を行き来しており、株主優先の企業体質であることが伺えます。

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成長性

それでは、いつものやつですね。
測定基準期待値判定評価
ROE(自己資本利益率):20%-20.40%
EPS(1株利益):5%29.50%
EPSNextY(来年EPS成長率):5%31.46%
EPSNext5Y(来5年EPS成長率):5%28.72%
EPSPast5Y(過5年EPS成長率):5%116.30%
Current Ratio(流動比率):15.3
Gross Margin(粗利益):30%59.80%
Operating Margin(営業利益):15%18.30%
Profit Margin(純利益):10%6.90%


EPSは3年連続で増加傾向にあり、昨年度の0.63から0.81と増加となっています。

直近の株価がブレイクしたせいで、PERは107.49と超人気株となっており、引き続き高い上昇が見込まれています。

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※ROEは過去データが参照できなかったため、一律非表示としています。


非常に高い流動比率を維持しており、高いフリーキャッシュの維持とともに、連続増配を続ける原資としては十分に確保されているようです。

営業CFの成長率は順調そのものであり、フリーキャッシュ率の高さも素晴らしいと思います。

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収益の成長も、申し分ありません。

過去のEPS成長率は63.5%となっており、非常に力強い増収が見込まれていることから、まさに今最も株価が急騰しているタイミングとも言えます。


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気になる点としては唯一、純利益が10%を下回っていることでしょうか。


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通信セクターということもあり、設備投資の比率は非常に高めです。

しかし、それ以上に営業キャッシュフローの上昇率が素晴らしいですね。





まとめ

数字周りで見た同社は非常に魅力的だと思いますし、気になるのは、永続性ですね。

情報技術のネットワーク分野で有名な企業としてシスコなどがありますが、ネットワークインフラという業種そのものは永続性に微塵の懸念もありません。

インターネット人口が爆発的に増加した2000年以降も、全世界でのトラフィック量は増加し続けており、技術的にも拡張の一途を続けているからです。


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加えてこうした法人向けの回線、サービスは一度導入すると、なかなか乗り換えるといったことが難しいことから長期間にわたりランニングの費用を享受できるからです。


さらに現在のコロナショックが、同社にとっての大きな追い風となっています。


日本国内でも、最近のOCN回線系のトラフィック増加率は異常となっており、都内でも夕刻を迎えると登り10Mbpsもパフォーマンスしない日が珍しくありません。

さらに最近では、在宅勤務となり自宅のネット環境は、スマホだけで十分だった人でも会社PCを持ち帰るにあたり、WiFi環境を整備するためにネット回線の需要が改めて増加傾向にあります。


その逆にモバイルルーター、UQWimaxなどは、過密状況であるマンション内では常に電波が干渉しあう劣悪な環境もあり、5Mbps以下となることも珍しくなく、ネット回線の強さがここにきて改めて見直されつつあります。


ロックダウンが発生している海外では特に状況は深刻であるため、固定回線の引き込み需要や災害対策用の増線といった需要があることから、まだまだ同社の株価は成長が見込めそうです。


関連記事は下記から、どうぞ。


【CSCO】ネットワーク技術のトップ企業であるシスコ。




【JNPR】今後も連続増配が期待されるジュニパー・ネットワークス。




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