こんにちわ。
手前味噌で恐縮なのですが、過去に紹介した記事の中に含まれる外食・レストラン産業での比較をしてみたいと思い記事にしてみました。
外食産業は、一般消費財と等しく、景気後退局面で甚大な被害を受けることとなりますが、回復力は非常に高く、結果として長期保有に適しているとも言われています。
マクドナルドのように、圧倒的な人件費と生産コストを自動化・大量販売することで利益を得る会社もあれば、スターバックスのように高単価に見合うブルジョア感・満足感を提供したり、とアイデア次第、戦略も様々で新興企業がいくらでも出てくる可能性を秘めていると思います。
加えて米国では、外食産業規模も日本と比べて3倍近く大きく成長余地も高い背景があります。

しかし、その反面、配当は低めで業態にも流行り廃りがあり、トラブルも多い業種のため安定性に欠けるとも言えます。
そして残念なことに配当王には1つもこのセクターが、含まれておらず最長の配当歴を誇るマクドナルドでさえ、43年なのです。
そのため、長期配当でマクドナルドが人気なのは理解できるものの、第二、第三となる銘柄を1つポートフォリオに入れたくて、企業紹介記事も多めとなっていますが、皆さんの参考になれば幸いです。
前置きが長くなりましたが、さっそく各社データを見ていってみましょう。
まずは2016年以降の各社のチャートです。

100ドル以下の外食・レストラン産業は戦国時代ともいえる活気だった。
外食が好調であるということは、当然景気が良いということですね。
特に直近の3年間はいずれの企業も、手放しで良好だったと言える時代だったかと思います。
ダントツに株価を伸ばしたのは、【WING】ウイング・トップで26ドルから84ドルまで3.22倍に上昇しました。
もっとも3月に入る前、コロナウイルスの影響を受けなければ100ドルを超えていたので、実質4倍にまで上昇していたことになります。
時点で、【LW】ラム・ウェストンの2.59倍、【DPZ】ドミノ・ピザの2.55倍という数字となっています。
※ラム・ウェストンの上場は2017年~です。

マクドナルドは1.6倍、レストラン・ブランズ・インターナショナルは1.56倍、スターバックスは1.33倍、パパ・ジョンズはトラブルのせいで0.99倍、シャックシェイクも乱高下があるものの1.41倍となっています。
全体の平均は、1.918倍となっているので、2016年~2019年において、高いパフォーマンスを発揮しており、いずれの銘柄でも上昇するチャンスがあった、ということですね。
なお、抜群にパフォーマンスの高い、【CMG】チポトレ・メキシカン・グリルもあるのですが、株価グラフの格差が大きくなりすぎるので、今回は除外としました。
各銘柄の増配率です。
年数と各都市に影響するので、企業年数が少ないと数字が大きくなりやすくなっています。

配当の高さではマクドナルドが頭1つ抜けていますが、増配率で見て見るとドミノピザ、QSR、スターバックスの3社は順調な増配率といえそうですね。
レストラン・ブランズ・インターナショナルは、近年急速に配当を上げており、明らかに3Gキャピタルの指導のたまものだと思うのですが、どこぞのように高い配当が足枷とならないようにしてもらいたいものですね。
安定した高増配を続けるのは、ウイングトップ、スターバックス、次いでドミノ・ピザですね。
ドミノ・ピザは、配当も2桁増配を続け、2019年における株価も100ドル以上上昇していることから、どこまで伸びるのか、期待が集まっています。

スターバックスは、株価の派手さはないものの店舗もじっくり時間とお金をかけて増やしており、急成長しすぎずに、オンリーワンの店舗を生み出し続けている点が、株主への安心感となる属性を持つ稀な企業ですね。
こちらも、いつもの数字における本業で稼ぐ力だけを比較してみます。

やはりマクドナルドは、営業利益、純利益と最も重要な2冠達成となり王者の貫禄を見せつけていますね。
EPSでは、ドミノピザがマクドナルドの水準を上回っていることも確認できます。

粗利益においてはウイングトップが、奮闘を見せていますが、メインの部分でそれぞれ50%以上も大きく利益がそぎ落とされており、なんとも残念な気がしますね。
シャックシェイクは、店舗視察で感じた通りなのですが、客単価の低さ、回転率の悪さが目につき、利益率は低い結果となっています。
まとめ
まだ配当年数の実績から言えば、マクドナルドに匹敵する企業はなく、スターバックスでも連続増配は9年と大きく隔たりがあるのが実情です。
執筆時においては、コロナウイルスの影響の影響は同セクターにはどストライクで刺さっており、株価は軒並み3~40%近い下落となっています。
記事にはしてませんが、YUMブランズに関しては、120ドルから60ドルへ半額になる下落と、景気の影響をモロに受けやすいのが最大のデメリットでもあります。
そのため、マクドナルド一強、時点でスタバといったイメージが定着しつつありますが、長期保有に適しているのはドミノピザという可能性が非常に高くなったような気がします。
個人的にはほかのラム・ウェストン、ウイング・トップといった中堅外食企業も徐々に火が付きつつあり、今が買い時なのかなと考えていたりします。
いかがでしたでしょうか。
外食・レストラン産業にも興味を持っていただけるきっかけとなれば幸いです。
【MCD】マクドナルドの企業紹介記事です。
【QSR】レストラン・ブランズ・インターナショナルの企業紹介記事です。
【PZZA】パパ・ジョンズの企業紹介記事です。
【LW】管理人注目のラム・ウェストンの企業紹介記事です。
【SBUX】スター・バックスの企業紹介記事です。
【SHAK】シャック・シェイクの企業紹介記事です。
【WING】ウイング・トップの企業紹介記事です。
【DPZ】
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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手前味噌で恐縮なのですが、過去に紹介した記事の中に含まれる外食・レストラン産業での比較をしてみたいと思い記事にしてみました。
外食・レストラン産業
管理人は、外食産業が好きです。なぜなら、判りやすいからです。外食産業は、一般消費財と等しく、景気後退局面で甚大な被害を受けることとなりますが、回復力は非常に高く、結果として長期保有に適しているとも言われています。
マクドナルドのように、圧倒的な人件費と生産コストを自動化・大量販売することで利益を得る会社もあれば、スターバックスのように高単価に見合うブルジョア感・満足感を提供したり、とアイデア次第、戦略も様々で新興企業がいくらでも出てくる可能性を秘めていると思います。
加えて米国では、外食産業規模も日本と比べて3倍近く大きく成長余地も高い背景があります。

しかし、その反面、配当は低めで業態にも流行り廃りがあり、トラブルも多い業種のため安定性に欠けるとも言えます。
そして残念なことに配当王には1つもこのセクターが、含まれておらず最長の配当歴を誇るマクドナルドでさえ、43年なのです。
そのため、長期配当でマクドナルドが人気なのは理解できるものの、第二、第三となる銘柄を1つポートフォリオに入れたくて、企業紹介記事も多めとなっていますが、皆さんの参考になれば幸いです。
前置きが長くなりましたが、さっそく各社データを見ていってみましょう。
まずは2016年以降の各社のチャートです。

100ドル以下の外食・レストラン産業は戦国時代ともいえる活気だった。
外食が好調であるということは、当然景気が良いということですね。
特に直近の3年間はいずれの企業も、手放しで良好だったと言える時代だったかと思います。
ダントツに株価を伸ばしたのは、【WING】ウイング・トップで26ドルから84ドルまで3.22倍に上昇しました。
もっとも3月に入る前、コロナウイルスの影響を受けなければ100ドルを超えていたので、実質4倍にまで上昇していたことになります。
時点で、【LW】ラム・ウェストンの2.59倍、【DPZ】ドミノ・ピザの2.55倍という数字となっています。
※ラム・ウェストンの上場は2017年~です。

マクドナルドは1.6倍、レストラン・ブランズ・インターナショナルは1.56倍、スターバックスは1.33倍、パパ・ジョンズはトラブルのせいで0.99倍、シャックシェイクも乱高下があるものの1.41倍となっています。
全体の平均は、1.918倍となっているので、2016年~2019年において、高いパフォーマンスを発揮しており、いずれの銘柄でも上昇するチャンスがあった、ということですね。
なお、抜群にパフォーマンスの高い、【CMG】チポトレ・メキシカン・グリルもあるのですが、株価グラフの格差が大きくなりすぎるので、今回は除外としました。
配当について
各銘柄の増配率です。
年数と各都市に影響するので、企業年数が少ないと数字が大きくなりやすくなっています。

配当の高さではマクドナルドが頭1つ抜けていますが、増配率で見て見るとドミノピザ、QSR、スターバックスの3社は順調な増配率といえそうですね。
レストラン・ブランズ・インターナショナルは、近年急速に配当を上げており、明らかに3Gキャピタルの指導のたまものだと思うのですが、どこぞのように高い配当が足枷とならないようにしてもらいたいものですね。
安定した高増配を続けるのは、ウイングトップ、スターバックス、次いでドミノ・ピザですね。
ドミノ・ピザは、配当も2桁増配を続け、2019年における株価も100ドル以上上昇していることから、どこまで伸びるのか、期待が集まっています。

スターバックスは、株価の派手さはないものの店舗もじっくり時間とお金をかけて増やしており、急成長しすぎずに、オンリーワンの店舗を生み出し続けている点が、株主への安心感となる属性を持つ稀な企業ですね。
成長性
こちらも、いつもの数字における本業で稼ぐ力だけを比較してみます。

やはりマクドナルドは、営業利益、純利益と最も重要な2冠達成となり王者の貫禄を見せつけていますね。
EPSでは、ドミノピザがマクドナルドの水準を上回っていることも確認できます。

粗利益においてはウイングトップが、奮闘を見せていますが、メインの部分でそれぞれ50%以上も大きく利益がそぎ落とされており、なんとも残念な気がしますね。
シャックシェイクは、店舗視察で感じた通りなのですが、客単価の低さ、回転率の悪さが目につき、利益率は低い結果となっています。
まとめ
まだ配当年数の実績から言えば、マクドナルドに匹敵する企業はなく、スターバックスでも連続増配は9年と大きく隔たりがあるのが実情です。執筆時においては、コロナウイルスの影響の影響は同セクターにはどストライクで刺さっており、株価は軒並み3~40%近い下落となっています。
記事にはしてませんが、YUMブランズに関しては、120ドルから60ドルへ半額になる下落と、景気の影響をモロに受けやすいのが最大のデメリットでもあります。
そのため、マクドナルド一強、時点でスタバといったイメージが定着しつつありますが、長期保有に適しているのはドミノピザという可能性が非常に高くなったような気がします。
個人的にはほかのラム・ウェストン、ウイング・トップといった中堅外食企業も徐々に火が付きつつあり、今が買い時なのかなと考えていたりします。
いかがでしたでしょうか。
外食・レストラン産業にも興味を持っていただけるきっかけとなれば幸いです。
【MCD】マクドナルドの企業紹介記事です。
【QSR】レストラン・ブランズ・インターナショナルの企業紹介記事です。
【PZZA】パパ・ジョンズの企業紹介記事です。
【LW】管理人注目のラム・ウェストンの企業紹介記事です。
【SBUX】スター・バックスの企業紹介記事です。
【SHAK】シャック・シェイクの企業紹介記事です。
【WING】ウイング・トップの企業紹介記事です。
【DPZ】
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
最近ようやく、デイリー150~200PVへとさらに増加してきました!
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