こんにちわ。

キンバリー・クラークが2020年の1Qの決算発表をしました。

さらっと中身を見ていきたいと思います。


2020年1Qの決算内容

2020年第1四半期のキンバリー・クラーク発表は、ざっと以下の通りでした。

  • 純売上高は50億ドル
    (2019年の46億ドルからの8%増加)


  • 第1四半期の希薄化後1株当たり純利益1.92ドルまで増加
    (2019年に1.31ドルからの45%増)


  • 2020年の第1四半期の調整後1株当たり利益(EPS)は2.13ドル
    (2019年の1.66ドルからの28%増加)


  • 保有キャッシュは、2020年には7億400万ドル
    (2019年の3億1700万ドルからの220%増)

内容として非常に順調であったと言えるかと思います。


内訳となるセグメント比率としては、パーソナルケア製品6%増、消費者製品で11%、K-C Professionalで6%増加しました。

北米以外での売上高は、発展途上市場と新興市場で9%、先進国市場では大きく15%も増加しました。


加えて営業利益は、2020年に9億400万ドル、2019年に6億5500万ドルとなり、キャッシュフローも改善されているようですね。

4/22当日の株価の推移は、+3.33(2.39%)と微弱な反応でしたが、やはり売り上げの2018年より売り上げの低迷にあえぐ当社の数字の回復を、一時的と見做す投資家が多い、ということなんだと思われます。


前回からの推移について

【KMB】キンバリー・クラーク
kmb-chart

株価は、ほぼコロナショックによる被害から立ち直ったと言えるまで回復したものの、巣篭もり需要による一時的な増加による影響も大きいため、まだ油断はできないと言える状況です。


キンバリー・クラークも、2Qの決算が完了するまでは、自社株買いを控えキャッシュの温存に努める方向性であることを発表、つづく1月に発表したガイダンス、財務見通しを撤回していることから、先行きについては不透明さが残ります。


グローバル再編プログラムは、2018年より推し進めており、2020年完結予定となっていましたが、来年以降までに延長となる予定、とのことだそうです。

まとめ

2020年1QのコンセンサスEPS予測は1.97であり、結果として2.13と大きく上回った形となります。


kmb-eps-consensus


現在の所、年間配当4.28ドル配当率3.07%と依然として3%超をキープしており良好な結果だと思います。

配当性向も58.16%と無理ない範囲であり、キャッシュフロー、バランスシートともに堅調ではあるものの、以前として懸念なのが、売上の伸び悩みがありコスト削減案が主力となってしまっている点です。

しかし結果として、大幅にコストの削減は奏功していると言えますし、同社のキャッシュフロー並びにバランスシートは、大きく改善されることが期待できそうです。


北米を除く先進国での売上高が回復したことから、今回も引き続きホールドで問題はなさそうですが、今後の同様の成長性を期待できるかが、買い増し判断のカギとなりそうですね。



【KMB】キンバリー・クラークの紹介記事です。



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