こんにちわ。


半導体大手企業の1つタイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリング(台湾積体電路製造)という企業の紹介記事です。


保有し始めてからわずか半年ほどの間ですが、半導体セクターの中でもクアルコムと並び上昇を続ける銘柄となってくれました。


株価は115ドルを超えダブルバガー達成に最も近い銘柄であることから、改めて同社の強さを再確認するために記事をリライトすることにしました。



タイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM)


元テキサス・インストゥルメンツの副社長のモリス・チャン氏により1987年に台湾で創業。


北米、欧州、日本、中国、韓国に拠点を持ち、ファウンドリチップの世界シェアは56%と一位を誇る世界最大のファンドリー企業です。


整流素子、小信号ダイオード、アナログIC、MOSFETなどの幅広い半導体製品を多く抱えており、自動車、家電、通信、産業機械や太陽光発電などのあらゆる分野においても多数の採用実績を持っています。


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中でもアップル、ファーウェイ、クアルコム、AMD、NVIDIAといった世界トップのファブレス企業を顧客に持ち、5Gスマホ、IoTといったあらゆる半導体チップ製造に携わるほどの高い技術力を持っています。


2020年には米国アリゾナ州に、1兆3000億円相当の工場建設計画を発表したことでも話題となりました。


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世界各地に工場建設ラッシュを続けており、これによウェーハ製造能力は年間最大1200万枚以上にも上ると言われ、生産能力の高さもズバ抜けています。


昨年インテルが7mmチップの製造量産が遅れると決算報告した際にも、同社の株が大きく上昇するなど、半導体業界内でのその優位性は明らかに差が出ているといっても過言ではないでしょう。


同社のチップ製造には、米国のステルス戦闘機F-35用にも関わっており、2020年1月頃から中国との貿易戦争対立をきっかけに、米国内でのチップ製造をするよう交渉を重ねていたそうです。



S&P格付けはAA-、連続配当は5年です。


2020年5月頃のチャートでは、まだステージ2のブレイク前で株価は50ドルアンダーでした。
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2019年末には20ドル近い上昇となった。コロナショックでも20%減と他半導体メーカーに比べ、影響は少なかった。


その後、勢いに乗り管理人が購入した際には、2020年の7月頃に65ドルで購入しました。

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TSMとは僅か半年間ほどの付き合いですが、約45ドル(38.92%)ほども上昇してくれるほどの優良銘柄です。


個人的な目標でもあるダブルバガーは130ドルとなりますが、2021年年明け早々にも米国工場稼働に向けての報道も徐々に増え始めており、目標達成まであとわずかといったところで、今後にも強い期待ができそうです。


配当について

配当を見てみましょう。

配当(ドル)
2013年0.0995
2014年0.1002
2015年0.1000
2016年0.1446
2017年0.1879
2018年0.2303
2019年0.2590
2020年0.3284

※2019から1Q毎に増配を実施し、それ以前は年間配当のみ。


年間配当は1.31ドルで2.52%、配当性向は48.34%だった配当も株価が上昇しすぎた結果、1.5%までに減少しました。


増配率は118.34%となっており、それなりの力強さを感じますね。


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2014年から2015年にかけて、減配を実施していますが、2019年より四半期毎の配当へ切り替え、徐々にですが、安定しつつあるように見えます。


半導体セクター自体が苦戦していることも理由にありますが、配当面でもまだ配当性向に余裕があることから、今すぐに反応が得られる印象はなさそうですね。


成長性

それでは、いつものやつですね。

測定基準期待値判定評価
ROE(自己資本利益率):20%28.90%
EPS(1株利益):5%-1.70%
EPSNextY(来年EPS成長率):5%16.17%
EPSNext5Y(来5年EPS成長率):5%16.60%
EPSPast5Y(過5年EPS成長率):5%5.50%
Current Ratio(流動比率):11.8
Gross Margin(粗利益):30%52.10%
Operating Margin(営業利益):15%41.20%
Profit Margin(純利益):10%37.90%


2019年は情報技術セクターの需要増に伴い半導体企業が、大きく需要を伸ばしたもののコロナショックによる中国サプライチェーンが崩壊したことにより、40%近い株価の下落を受ける形となりましたが、その中でも同社は非常にディフェンシブであったと言えます。


さっそく、EPSから確認していきましょう。


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ROA、ROEは緩やかに減少しつつありますが、20年で大きく不羈化した数字となりました。


直近のTTMは3.37と十分な結果となっています。



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半導体業界の中でも屈指のキャッシュフローの高さを誇るのが、TSMです。


ブロードコム、テキサス・インストゥルメンツ、クアルコムといった企業にも劣らない営業利益率の高さ、高純利益の成績となっており、非常に良好です。


営業CFの分厚さは、なんとも肉厚であり、同社の安定化の高さを伺えます。



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こちら、売上の結果も申し分ありませんね。


各数字が比例して右肩上がりとなっています。


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工場建設等の設備投資に莫大な資金が必要である半導体企業の中でも、圧倒的に流動比率が非常に高く、負債比率の低さと同社の財務面の素晴らしさは特筆すべき点かと思います。


最後に株式総数を見てみます。

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こちらは、一貫して変動がありません。


つまり自社株買いなどは、していないということになりますが、株価の下支えは今のところ不要ということですね。


まとめ


半年前には20以下だったPERは、2021年1月時点で34.18にも上昇し、すっかり人気銘柄となりましたが、未だに大きな調整もなく上昇している株価は素晴らしいの一言に尽きます。


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2020年には平均株価は64ドルから同社の目標株価であった110ドルに早々に到達し、さらに勢いを加速させています。


コロナショックの影響により飛躍的にクラウド需要が増えたことに対して、PC、サーバ、データセンター向けといったあらゆるデジタルデバイスのコアチップ製造がフル稼働していることもあり、まだ同社の躍進は続くと考えられています。


昨年度ファーフェイなどの中国企業が、米国トランプ政権によって失墜させられた経緯もあり、同社の製造シェアは世界の半数を優に超えています。


加えて同社の新工場の積極性や、技術革新はもちろん、財務面に至るまでスキの無い経営を一貫して継続しており、半導体銘柄の中でもひときわ大きな存在感を示すことになると期待しています。



ちなみに管理人は、配当貴族であるテキサス・インスツルメンツから、TSMに乗り換える決心をしました。


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当然ながら、テキサス・インスツルメンツも非常に良い企業で、良配当を継続している企業ですが、当時の株価、今後の伸びしろを考慮し、決断に至ったわけですが現在では大成功だったな、と感じています。


個人的には、2021年内に130ドルは十分あり得る株価だと考えています。


皆さんの参考になれば、幸いです。