こんにちわ。

レゲット&プラットの株価が苦境に立たされています。

その影響で、一気に配当は5%を上回る高配当銘柄入りになっています。


レゲット&プラット

レゲット&プラット社は137年の歴史を持つ多角的な寝具メーカーです。

寝具、家具、マットレス、自動車用シートサポートおよびランバーシステム、介護用ベッドなどを製造、販売し世界18か国に15のビジネスユニットと140の製造施設で構成されています。


基本情報については、下記の記事をどうぞ。


少しだけ情報を追加しました。


あと2年の連続増配で、配当王入りとなる老舗企業ですが、

48年目となる5月の増配を見送り、通常時には3%前半であった配当率5%を超え配当性向は128.82%となっています。


ここから持ち直せる可能性はあるのでしょうか。

今の状況を調べてみたいと思います。

前回からの推移について

【LEG】レゲット&プラット
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株価は、50%以上となる大打撃となりました。



2020年1Qの決算の内容を振り返ると、売上は10億4500万ドルで昨年対比9%減純利益は25%減少営業利益は11%の減となっています。

期待されていたECSの効果はやや薄く3%増にとどまり、EPSは0.45から0.34と24%と大幅減となりました。

文字通り、大打撃ですね。


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想像以上に被害は大きく、コロナショックによる全体売上は40%近い減収を招いたとされています。


この影響により、予定されていた設備投資を60%以上削減し、レイオフを実施しています。

今後の対策として、キャッシュフローの改善、流動性の確保と、在庫管理、売掛金と回収の強化などに努めるとしています。


一般消費はどのセクターも苦境にあるのは間違いありませんが、同社の場合には他の外的要因も多いことが起因していると考えられます。


なぜなら、バフェット銘柄でもある高級家具の【RH】レストレーション・ハードウェアや、オンライン家具小売りのWayfairなどは順調に回復しているからです。

【RH】レストレーション・ハードウェア
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株価は一時1/3まで落ち込んだものの、82%近くまでの強い回復を見せるRH。


【W】Wayfair
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詰まる所、オンライン上では家具需要が衰えているわけではなく、リアル店舗の販売店が開店できないことによる不振が続いているとみたほうが自然です。

コロナ以前からもニーマン・マーカス、J.C.ペニー、バーニーズニューヨークといった大型百貨店のリアル店舗が相次いで経営破綻している中、オンラインでの販路を持たない同社が大きく後塵を拝しているということです。


また同社製品を多く販売している中国の【BABA】アリババグループは、増収率が減少し始めており、期待されていた中国市場への売上も減少傾向にあることから、株価の低迷は長期化する可能性があります。

まとめ


本質的な問題として、順調上昇しているのにもかかわらず、影響利益、純利益の成長率は鈍化し続けていることが喫緊課題となっていたこともあり、タイミングも悪かったと言えます。


例年のROEは20%を超えており、それなりに健全な範囲で推移している中、今回の件を受け、資金流動性を7億3400万ドルまで高めています。

今年満期の負債3750万ドルに対する懸念は低いものの、エリートコンフォートソリューションズを13億ドルで買収した負債が、重荷となっており比率が増加しすぎている傾向にあります。

※エリートコンフォートは特殊発泡剤の製造メーカー


そのため今回の増配のタイミングも、一時的に見送ったのも妥当と言えるかと思います。


そこで現時点での高配当をどう捉えるか、ですね。


同社は48年の増配歴史を持つ企業で、残す2年を放棄して減配に踏み切ることは低いことから、長期的に見れば報われる可能性もあるのではないでしょうか。

しかし、株価が戻るまでの期間は少なくとも1~2年は要するであろうことから、それなりに同社に賭ける忍耐力も同時に問われることになると思います。


個人的に、同社の銘柄が5%を超えていたとしても、今後の成長予測が低いであろうことを想定すると、スルーかなという考えですね。



英国の人気メーカーであったローラ・アシュレイも経営破綻、TJXも24年連続の増配を打ち切るようですし、リアル店舗の苦境は今後も続くことは間違いなさそうです。






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