こんにちわ。
コアサイトというデータセンターREITの銘柄を調べてみます。
この通信インフラREIT、データセンターREITともに、アクセス数も非常に多く、注目度の高さが伺えますので、今後この業界を優先して調べていこうかなと考えています。
では、早速見ていきましょう。
設立は2005年、本社はコロラド州デンバーで、社員数は僅か450人足らずの企業です。
データセンターの所有、買収、建設、運営の事業を行っており、サンフランシスコベイエリア、ロサンゼルス、バージニア北部、ニューヨークエリア、ボストン、シカゴ、デンバー、マイアミと米国内8拠点をメインに事業を展開。
約23の運用データセンター施設を持ち、ネットワークオペレーター、クラウドプロバイダー、及びサポートサービスプロバイダーに、クラウドアクセス、等のインターネットインフラの物理的なデータセンターサービス全般を提供しています。
デジタル・リアリティ・トラストは、金融系、通信系といったセクターに圧倒的な強さを持っていますが、こちらは圧倒的にクラウドソフトウェア寄りの企業が主要顧客となっています。

Amazon、マイクロソフト、IBMクラウド、Googleクラウド、Oracleクラウド、アリババと、現在の主要クラウドサービスの全般を担うデータセンターとも言えます。
それだけに社員数が500人以下っていうのも、驚きですね。
連続配当は9年です。

株価はこの10年で5倍にまで成長。PERは59.58%と人気銘柄となっています。
競合には【CONE】サイラスワン、【EQIX】エクイニクス、【DRL】デジタル・リアリティ・トラストなどがあります。
データセンターREITと言える業界においては、上記の4銘柄をもって四天王といっても過言ではないでしょう。
最初にやられる最弱は誰だ・・・!!
年間配当は4.48ドルで4.11%、配当性向は94.68%です。
1Qの間でも増配することも珍しくなく、2018年、2019年は2年連続で2回の二桁増配を実施しています。
増配率は28.82%と驚異的な数字で、この5年間で2倍以上にも増加しています。
この増配率はVISAを上回る数字です。
この4.48ドルという配当、デジタル・リアリティ・トラストと全く一緒で、どう考えてもライバル視しているとしか思えませんよね。
しかしやはり急な増配をしすぎたためか、2020年に入ってからは、増配を見送っています。

高い増配率には魅力があるものの、やはり配当性向は非常に高めのセクターです。
フリーキャッシュ比率にはまだ余裕があるものの、設備投資の大きい業界なだけに長期にわたって、この増配率を続けていくのは、やや無理があるはずでどこかで調整が必須となるのではないでしょうか。
成長性
それでは、いつものやつですね。
全体的な数字のスナップショットとしては、非常に優秀な数字となっています。
営業利益、純利益も高く、収益性には問題なさそうです。

株価の成長度合いでは、デジタル・リアリティ・トラストとも同様で2016~2017年がピークでした。
正直なところ、EPSは停滞気味でROAも減少傾向にありますが、ROEの伸び率は圧倒的で、まだまだ株価の上昇は期待できそうです。
GAFAMの一強状態を受けて、このセクター自体の投資熱が再燃し始めている状況であると言えるでしょう。
売上

売上から見ても、伸び率は縮退が確認できます。
加えて、営業利益率、純利益は2018年から停滞しており、やや不安の残る内容となっています。
この点は、要注意ポイントとなりそうです。

営業利益とほぼ比例しているフリーキャッシュ比率は、なんとも素晴らしいです。
しかしグラフとしては、やはり成長率の鈍化は否めない構図となっています。

営業利益マージンは何とか横ばいを辿っていますが、それ以上に気になるのは負債率の上昇値ですね。
若干、恐怖というか闇を感じるレベルかと。

デジタル・リアリティ・トラストと同様ですが、データセンター利用の継続率は高いため、ビジネス永続性には疑念はありません。
やはりこのセクターの最大の課題は、莫大な投資CFと営業利益、マージンの成長率が課題であることには間違いありません。

自社株買いは、ありません。
株価を見ての通り、最も成長期であったのが2016年~2017年にかけてでしたが、金利上昇も相俟って徐々に評価を下げたことから、収束したかに見えました。
「時代はクラウドなんですよ」という言葉もあるように、この業界に投資熱が再燃しています。
強気のセクターであることは疑いようのない事実ですが、目先の株価だけでは判断しきれません。

今回から各種ETFも一緒に比較してみることにしてみました。
株価の動きとしては、2016年以降のアドバンテージを根強く維持しており、S&P500を大きくアウトパフォームしています。
2019年時点における10%近い下落は、最も鋭角が高いものの5年間もの間、この数値を維持できているのはPER60という圧倒的な人気の強さを表している結果だと言えます。
また細かいですが、2020年3月以降の上昇幅はさらに高い角度を占めてており、ROEの数値と比例しており、さらなる新高値を更新する気配は十分にあるとみています。
125ドルが上限上振れでふるい落としのポイントとなっているようですので、130ドル突破を突破してボックス圏を抜けれるか、が直近のポイントとなりそうです。
ただし、前回のブームから5年経たずに一度は、減速していることから永続性には若干の懸念あり、といったところでしょうか。
うーん、このセクター、1種は試してみたい気もしますが、短期~中期となると若干、私のメインターゲットとは異なりますが配当4%はなんとも魅力ですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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以下、通信インフラREITの関連記事です。
【SPYD】このETFに組み込まれているので、ETFを買ったほうが正解!?
【DLR】多くの通信キャリアを顧客に抱える、業界最大手のデジタル・リアリティ・トラスト。
【IRM】実は最も単価の安いデータセンターREITは、この銘柄です。
コアサイトというデータセンターREITの銘柄を調べてみます。
この通信インフラREIT、データセンターREITともに、アクセス数も非常に多く、注目度の高さが伺えますので、今後この業界を優先して調べていこうかなと考えています。
では、早速見ていきましょう。
コアサイト・リアリティ・コーポレーション(COR)
設立は2005年、本社はコロラド州デンバーで、社員数は僅か450人足らずの企業です。
データセンターの所有、買収、建設、運営の事業を行っており、サンフランシスコベイエリア、ロサンゼルス、バージニア北部、ニューヨークエリア、ボストン、シカゴ、デンバー、マイアミと米国内8拠点をメインに事業を展開。
約23の運用データセンター施設を持ち、ネットワークオペレーター、クラウドプロバイダー、及びサポートサービスプロバイダーに、クラウドアクセス、等のインターネットインフラの物理的なデータセンターサービス全般を提供しています。
デジタル・リアリティ・トラストは、金融系、通信系といったセクターに圧倒的な強さを持っていますが、こちらは圧倒的にクラウドソフトウェア寄りの企業が主要顧客となっています。

Amazon、マイクロソフト、IBMクラウド、Googleクラウド、Oracleクラウド、アリババと、現在の主要クラウドサービスの全般を担うデータセンターとも言えます。
それだけに社員数が500人以下っていうのも、驚きですね。
連続配当は9年です。

株価はこの10年で5倍にまで成長。PERは59.58%と人気銘柄となっています。
競合には【CONE】サイラスワン、【EQIX】エクイニクス、【DRL】デジタル・リアリティ・トラストなどがあります。
データセンターREITと言える業界においては、上記の4銘柄をもって四天王といっても過言ではないでしょう。
最初にやられる最弱は誰だ・・・!!
配当について
配当を見てみましょう。年間配当は4.48ドルで4.11%、配当性向は94.68%です。
1Qの間でも増配することも珍しくなく、2018年、2019年は2年連続で2回の二桁増配を実施しています。
増配率は28.82%と驚異的な数字で、この5年間で2倍以上にも増加しています。
この増配率はVISAを上回る数字です。
この4.48ドルという配当、デジタル・リアリティ・トラストと全く一緒で、どう考えてもライバル視しているとしか思えませんよね。
しかしやはり急な増配をしすぎたためか、2020年に入ってからは、増配を見送っています。
配当利回り

高い増配率には魅力があるものの、やはり配当性向は非常に高めのセクターです。
フリーキャッシュ比率にはまだ余裕があるものの、設備投資の大きい業界なだけに長期にわたって、この増配率を続けていくのは、やや無理があるはずでどこかで調整が必須となるのではないでしょうか。
成長性
それでは、いつものやつですね。全体的な数字のスナップショットとしては、非常に優秀な数字となっています。
営業利益、純利益も高く、収益性には問題なさそうです。
EPS

株価の成長度合いでは、デジタル・リアリティ・トラストとも同様で2016~2017年がピークでした。
正直なところ、EPSは停滞気味でROAも減少傾向にありますが、ROEの伸び率は圧倒的で、まだまだ株価の上昇は期待できそうです。
GAFAMの一強状態を受けて、このセクター自体の投資熱が再燃し始めている状況であると言えるでしょう。
売上

売上から見ても、伸び率は縮退が確認できます。
加えて、営業利益率、純利益は2018年から停滞しており、やや不安の残る内容となっています。
この点は、要注意ポイントとなりそうです。
営業利益

営業利益とほぼ比例しているフリーキャッシュ比率は、なんとも素晴らしいです。
しかしグラフとしては、やはり成長率の鈍化は否めない構図となっています。
負債率

営業利益マージンは何とか横ばいを辿っていますが、それ以上に気になるのは負債率の上昇値ですね。
若干、恐怖というか闇を感じるレベルかと。
キャッシュフロー

デジタル・リアリティ・トラストと同様ですが、データセンター利用の継続率は高いため、ビジネス永続性には疑念はありません。
やはりこのセクターの最大の課題は、莫大な投資CFと営業利益、マージンの成長率が課題であることには間違いありません。
自社株買い

自社株買いは、ありません。
まとめ
株価を見ての通り、最も成長期であったのが2016年~2017年にかけてでしたが、金利上昇も相俟って徐々に評価を下げたことから、収束したかに見えました。
「時代はクラウドなんですよ」という言葉もあるように、この業界に投資熱が再燃しています。
強気のセクターであることは疑いようのない事実ですが、目先の株価だけでは判断しきれません。
S&P500との比較

今回から各種ETFも一緒に比較してみることにしてみました。
株価の動きとしては、2016年以降のアドバンテージを根強く維持しており、S&P500を大きくアウトパフォームしています。
2019年時点における10%近い下落は、最も鋭角が高いものの5年間もの間、この数値を維持できているのはPER60という圧倒的な人気の強さを表している結果だと言えます。
また細かいですが、2020年3月以降の上昇幅はさらに高い角度を占めてており、ROEの数値と比例しており、さらなる新高値を更新する気配は十分にあるとみています。
125ドルが上限上振れでふるい落としのポイントとなっているようですので、130ドル突破を突破してボックス圏を抜けれるか、が直近のポイントとなりそうです。
ただし、前回のブームから5年経たずに一度は、減速していることから永続性には若干の懸念あり、といったところでしょうか。
うーん、このセクター、1種は試してみたい気もしますが、短期~中期となると若干、私のメインターゲットとは異なりますが配当4%はなんとも魅力ですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
ポチリお願いします。ぺこり。

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以下、通信インフラREITの関連記事です。
【SPYD】このETFに組み込まれているので、ETFを買ったほうが正解!?
【DLR】多くの通信キャリアを顧客に抱える、業界最大手のデジタル・リアリティ・トラスト。
【IRM】実は最も単価の安いデータセンターREITは、この銘柄です。
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