こんにちわ。


遅くなりましたが、ワンオークの2020年の2Qの決算発表を見ていきたいと思います。


発表は7/28でした。






2020年2Qの決算内容

2020年第2四半期ワンオークの発表は、ざっと以下の通りでした。


  • 純売上高は16億6072万ドル
    (2019年の24億5757万ドルから比較して32.42%減)


  • 純利益1億3430万ドル
    (2019年の3億1196万ドルから比較して56.94%減)


  • 調整後1株当たり利益(EPS)は0.32ドル
    (2019年の0.75から比較して57.33%減)


  • 営業利益は3億5570万ドル
    (2019年の4億7614万ドルから比較して25.29%減)


まぁ、そうなりますよね、という2桁減収と真っ赤な結果となってしまいました。


業界全体が青色吐息、ということもあり同社だけが致命的だったかと言われれば、そうでもありませんが、2期連続で大きな減少になっていることには変わりありません。


oke-2q



前回からの推移について

【OKE】ワンオーク
oke-chart

発表直後は、暫定的に30ドル近くにまで上昇しました。


いわゆる石油&ガスの中流セグメントに属するキンダー・モルガン、ウィリアムズ・カンパニーといった同セグメントもほぼ同系となるチャートを維持しており、業界的な苦境を抜け出すのに必死であることが伺えます。


内訳としては、


ウィリストン盆地における生産削減が原因となって、5,310万ドルの減少となっています。



材料費、供給費削減と裁量的費用の削減を実施しつつ、運用コストを引き下げることに注力しており、人員削減といった形で何とか凌いでいる状況ですね。



天然ガスパイプラインセグメントは、2019年の同時期と比較して9%増加しましたが、全体を通した結果、焼け石に水といった感が漂っている気がします。


2020年5月に15億ドルの公債を発行し14億8000万ドルの純収入、6月には29.9百万株の普通株式の公募を実施し総純収入は9億3,700万ドルとなり、発行済み株式総数は直近で大きく増加しました。


念のため、直近の負債状況を更新しておくと、下記の通りとなりました。


oke-debt

決して、営業マージンの進捗では決して悪くはない点が、余計に悩ましい。





まとめ

そして、もっとも気になる配当は、というと、


従来通りの1株当たり93.5セントを維持すると発表


( ´Д`)=3  フゥ、取り急ぎこれで、失望売りは免れました。


9億4500万ドル以上の現金資産を保有しており、昨年対比で45倍近く比率を上げており、当座のキャッシュに関しては準備建てしているものの、これも暫定策であり、微妙なところです。

絶対はないとしか言いようがありません。


oke-cf

こうやってトータルで俯瞰すると、年間を通しても減少が目につきます。


つまり問題は、同社が株主ファーストを推し進め借り入れを増やしててでも、配当を維持してくれるかということにしか投資の価値はないと考えています。


そのため、積極的に投資するべきではない銘柄ということは間違いありません。


依然としてギリギリ、と状況であり、いつ減配を実施してもおかしくない状況ではありますが、あくまで自身の投資許容範囲で、今後の同社に期待したいと考えています。



最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
ポチリお願いします。ぺこり。 にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村


Betmob|投資家ブログまとめメディア