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週末ブロガーのぺろりです。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。
セールポイント・テクノロジーズというアイディンティティ・ガバナンスソリューション、平たく言えばID管理ソリューションの開発、販売を行う企業の紹介記事です。
第2のオクタとなれるのか、また今後もiDセキュリティ銘柄の立ち位置について調べて行こうと思います。
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米国デラウェア州に本社を置く企業で設立は2014年と、比較的新しい企業とも言えます。
しかしその実、シリコンラボの取締役であるウィリアム・G・ボック氏を始め元IBM出身のエンジニアが集結している実力派でもあり、当時サンマイクロシステムズのマーケティングを務めていたマクレーン氏など、インターネット創世記の超シニアエンジニアたちによって作られているテック企業です。
つまり、技術面では折り紙付きとも言えるわけですね。
さて、米国株に詳しい方はID管理といえば、すぐにOKTA(オクタ)の名前が挙がってくることかと思います。
具体的にID管理システムを導入するメリットはどういうことか、というと使用するシステム、サイト毎に個別のパスワード認証をする必要がなくなる、ということです。
休日の申請をするのに勤怠サーバにログイン、ワークフローのチェックをするのにグループウェアにログイン、プロジェクトの進捗確認するためにタスク管理にログインと幾度にもわたる認証があります。
もちろん、アカウントを発行する側にも同様のコストが必要でありパスワードの紛失、不明になったり、期限切れになったとIDの管理って想像以上に運用コストがかかっているため、一元管理できるメリットは非常に大きいと言えます。
ID一元化が進むとAWS、Google Cloud、Microsoft Azureといったクラウド間のID連携をしたり、Office365、Salesforce、SAP、ServiceNOW、Workdayといったミドルウェア、アプリケーションの認証も可能ですし、EPIC、CERNER、といったヘルスケアソフトウェア、BOX、DROPBOXというファイル同期アアプリケーションまでもシームレスに使える環境が出来上がる、というわけです。
つまり、管理側にも利用側にもWin-Winなソリューションであると言えます。
で、実際の株価の推移はどうなっているかというと、
【SAIL】セールポイント・テクノロジーズ
この3年間での株価の平均は25ドル、非常に落ち着いた株価でしたがコロナ後に急変。
上場は2017年ですので、実質3年弱といったところです。
大きく株価が動き出したのは、やはりコロナショック後ですね、在宅勤務によるクラウドの浸透を受けてID管理の需要は日増しに増加していると言えます。
ちなみにですが、PERは1132.96と異次元な数字になっている点に、要注意です。
ズームですら610倍なのでその倍近い数字といえば、この銘柄の異常な人気ぶりが如何に危険を孕んでいるかを示唆しているかと思います。
競合としては、オクタ、ワンログイン、セントリファイ、ピンアイデンティティ、テナブルHDなどがあります。
ID管理は上述のような管理面、コスト面での削減も大きいのですが、最大のメリットと言えばセキュリティの重視であり、企業内のガバナンスの強化ということになります。
ご存じの通りクラウドセキュリティは急激な成長市場へと化しており、クラウドストライク、ゼットスケーラーともに非常に順調であり、同社の株価もその恩恵を大きく受けることが予想されています。
ID管理では先駆者企業であるオクタが独走を極めていますが、まだまだ同ソリューション市場の裾野は広がっても良いのでは、と考えています。
残念ながら、配当はございません。
続いては、成長性を見ていきます。
上場してまだ4年目ということもあり、まだ改善されるべき点は多いかと思います。
その中でも、78%の粗利、3.6という圧倒的なキャッシュ比率、黒字化できている点など非常に高い評価がつけられるかと思います。
時価総額は42億1000万ドル、YoYは12.09と程よい数字となっています。
EPSはようやく安定といったところで、直近の4半期でもコンセンサスを上回る結果を出しており、今後には期待が持てそうです。
1年の売り上げ成長率は23.27%と非常に順調。
営業利益とフリーキャッシュの比率も比例しており、申し分ないですね。
やや営業マージンは横ばい、といったところでしょうか。
上記の負債率の通り、2019~2020に関しては大きく比率が伸びています。
営業利益成長率も50%を超えており、キャッシュフローも問題はないとみて良いでしょう。
自社株買いに関しては、現時点で期待できないとみて良いでしょう。
まだこれから、ということもありますし、気にしないで良いポイントと思います。
つまり、あらゆるインターネットサービスにおいて、本人確認の重要性が増しており、ID管理の重要性は日に日に増している、と言えるかと思います。
しかし個人でのセキュリティの順守には限界があるため、ゆくゆくはIDをカネで買う時代になっていくことも想像に難くないと言えます。
つまり強固なIDやセキュリティこそ、信頼して幅広いサービスを受ける恩恵があり、十分な対価を支払う未来になりつつある、ということですね。
SP500との比較では、下記の通りとなりました。
そして最後に、今後重要な指標としていこうと考えているPSR、PBRのグラフです。
この視点、今までの分析に足りていなかった指標です。
つまり株価は伸びているものの、実際の純市債はそれほど変動しておらず、市場における割高感は横ばいまたは、減少傾向にあると言えるといったところでしょうか。
ID管理、これからも期待できるソリューションであり、じわじわと騰がる株価に期待を寄せて入るものの、超倍率となっているPERであるために、入れ込みすぎると一気に焼かれる可能性がある点だけに要注意しておきたいところですね。
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【BUG】そんなセールポイント・テクノロジーズが組み込まれているBUG
【CLOU】ペイコム・ソフトウェアも組み込まれている人気ETF、CLOUの紹介記事です。
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セールポイント・テクノロジーズ(SAIL)
米国デラウェア州に本社を置く企業で設立は2014年と、比較的新しい企業とも言えます。
しかしその実、シリコンラボの取締役であるウィリアム・G・ボック氏を始め元IBM出身のエンジニアが集結している実力派でもあり、当時サンマイクロシステムズのマーケティングを務めていたマクレーン氏など、インターネット創世記の超シニアエンジニアたちによって作られているテック企業です。
つまり、技術面では折り紙付きとも言えるわけですね。
さて、米国株に詳しい方はID管理といえば、すぐにOKTA(オクタ)の名前が挙がってくることかと思います。
具体的にID管理システムを導入するメリットはどういうことか、というと使用するシステム、サイト毎に個別のパスワード認証をする必要がなくなる、ということです。
休日の申請をするのに勤怠サーバにログイン、ワークフローのチェックをするのにグループウェアにログイン、プロジェクトの進捗確認するためにタスク管理にログインと幾度にもわたる認証があります。
もちろん、アカウントを発行する側にも同様のコストが必要でありパスワードの紛失、不明になったり、期限切れになったとIDの管理って想像以上に運用コストがかかっているため、一元管理できるメリットは非常に大きいと言えます。
ID一元化が進むとAWS、Google Cloud、Microsoft Azureといったクラウド間のID連携をしたり、Office365、Salesforce、SAP、ServiceNOW、Workdayといったミドルウェア、アプリケーションの認証も可能ですし、EPIC、CERNER、といったヘルスケアソフトウェア、BOX、DROPBOXというファイル同期アアプリケーションまでもシームレスに使える環境が出来上がる、というわけです。
つまり、管理側にも利用側にもWin-Winなソリューションであると言えます。
で、実際の株価の推移はどうなっているかというと、
【SAIL】セールポイント・テクノロジーズ
この3年間での株価の平均は25ドル、非常に落ち着いた株価でしたがコロナ後に急変。
上場は2017年ですので、実質3年弱といったところです。
大きく株価が動き出したのは、やはりコロナショック後ですね、在宅勤務によるクラウドの浸透を受けてID管理の需要は日増しに増加していると言えます。
ちなみにですが、PERは1132.96と異次元な数字になっている点に、要注意です。
ズームですら610倍なのでその倍近い数字といえば、この銘柄の異常な人気ぶりが如何に危険を孕んでいるかを示唆しているかと思います。
競合としては、オクタ、ワンログイン、セントリファイ、ピンアイデンティティ、テナブルHDなどがあります。
ID管理は上述のような管理面、コスト面での削減も大きいのですが、最大のメリットと言えばセキュリティの重視であり、企業内のガバナンスの強化ということになります。
ご存じの通りクラウドセキュリティは急激な成長市場へと化しており、クラウドストライク、ゼットスケーラーともに非常に順調であり、同社の株価もその恩恵を大きく受けることが予想されています。
ID管理では先駆者企業であるオクタが独走を極めていますが、まだまだ同ソリューション市場の裾野は広がっても良いのでは、と考えています。
配当について
残念ながら、配当はございません。
成長性
続いては、成長性を見ていきます。上場してまだ4年目ということもあり、まだ改善されるべき点は多いかと思います。
その中でも、78%の粗利、3.6という圧倒的なキャッシュ比率、黒字化できている点など非常に高い評価がつけられるかと思います。
時価総額は42億1000万ドル、YoYは12.09と程よい数字となっています。
EPS
EPSはようやく安定といったところで、直近の4半期でもコンセンサスを上回る結果を出しており、今後には期待が持てそうです。
営業利益
1年の売り上げ成長率は23.27%と非常に順調。
営業利益とフリーキャッシュの比率も比例しており、申し分ないですね。
負債率
やや営業マージンは横ばい、といったところでしょうか。
キャッシュフロー
上記の負債率の通り、2019~2020に関しては大きく比率が伸びています。
営業利益成長率も50%を超えており、キャッシュフローも問題はないとみて良いでしょう。
自社株買いに関しては、現時点で期待できないとみて良いでしょう。
まだこれから、ということもありますし、気にしないで良いポイントと思います。
まとめ
Gmail、Apple IDなども2要素認証が必須となり始めており個人においてもID詐称が出来ない仕組みへとなりつつあります。つまり、あらゆるインターネットサービスにおいて、本人確認の重要性が増しており、ID管理の重要性は日に日に増している、と言えるかと思います。
しかし個人でのセキュリティの順守には限界があるため、ゆくゆくはIDをカネで買う時代になっていくことも想像に難くないと言えます。
つまり強固なIDやセキュリティこそ、信頼して幅広いサービスを受ける恩恵があり、十分な対価を支払う未来になりつつある、ということですね。
SP500との比較では、下記の通りとなりました。
S&P500との比較
そして最後に、今後重要な指標としていこうと考えているPSR、PBRのグラフです。
この視点、今までの分析に足りていなかった指標です。
つまり株価は伸びているものの、実際の純市債はそれほど変動しておらず、市場における割高感は横ばいまたは、減少傾向にあると言えるといったところでしょうか。
ID管理、これからも期待できるソリューションであり、じわじわと騰がる株価に期待を寄せて入るものの、超倍率となっているPERであるために、入れ込みすぎると一気に焼かれる可能性がある点だけに要注意しておきたいところですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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