こんにちわ。
VISAが2020年のQ4の決算発表をしました。
さらっと中身を見ていきたいと思います。
2020年第4四半期のVISAの発表は、ざっと以下の通りでした。
前Q3に引き続き、軒並み2桁減となる大幅な減収となりましたね。
コンセンサスEPSである1.09ドルを何とか、超えた所で落ち着いたものの、
依然として厳しい内容であり、グラフにすると下記の通りになりました。
VISAが2020年のQ4の決算発表をしました。
さらっと中身を見ていきたいと思います。
2020年4Qの決算内容
2020年第4四半期のVISAの発表は、ざっと以下の通りでした。
- 純売上高は51億100万ドル
(2019年の61億3700万ドルからの16.88%減少) - 純利益21億3700万ドルまで減少
(2019年30億2500万ドルからの29.35%減少) - 2020年の第1四半期の調整後1株当たり利益(EPS)は1.12ドル
(2019年の1.37ドルからの18.24%減少) - 営業利益は31億4200万ドル
(2019年の37億3500万ドルからの15.87%減少)
前Q3に引き続き、軒並み2桁減となる大幅な減収となりましたね。
コンセンサスEPSである1.09ドルを何とか、超えた所で落ち着いたものの、
依然として厳しい内容であり、グラフにすると下記の通りになりました。
前回からの推移について
【V】VISA

株価の水準としては、コロナショック後の3月期と同じ株価にまで下がり、当方の含み益はこれでほぼ吹き飛ぶ形となりました。
この大幅下落は、マスターカードも同じくで、こちらは-25.73(8.11%)もの下落となっています。
いやー、しかし、安くなりましたねー。
では、これは買い増しするべきタイミングかという点で捉えると、非常に難しいところ。
というのも、2021年のガイダンス発表がなかったからです。
今期の売上が回復しきれていない要因に全世界での旅行が減少したこと、特にフランスでは再度のロックダウンが発生するなど、ヨーロッパ内でのトランザクションが41%と大きく減少したことがあります。
冒頭でもお伝えしている通り、下記のとおりの増配を発表しました。
0.30ドル ⇒ 0.32ドル
これで、11年連続増配を達成し、5年間の配当成長率は20.11%となりました。
平均でビザの配当は、0.55%くらいで推移していましたが、今回の株価の下落を受けて0.71%まで増加しています。
加えてQ4内では、22.1億ドルの自社株購入、年間を通しては108億ドルを投じています。
この辺りは、さすが潤沢なフリーキャッシュを持ち、株主還元の意欲の高い企業であるといえます。
またビザはフィンテック企業である、イエローペッパーを買収すると発表しており、明らかに電子商取引、フィンテック企業である特に管理人は、ペイパル、スクエア、ストーンといったフィンテック企業へのライバル心を剥き出しにしつつ、対抗していくことが予想されます。
元より、同社の強力なビジネス永続性には疑いはないものの、今後も強気で買い増していくべきかどうかは別問題です。
このまま、長期的には戻していくであろう同社を買い増していくか、それとも急成長を遂げるフィンテック企業へのウェイトを高めていくか、は頭を悩ませる価値のある課題だと思います。
ちなみに、管理人は今の所ハイブリット案を進めていく予定ですが、カード会社での配当を期待して長期ホールドを継続するより、フィンテック企業を主体に投資していく予定でいます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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VISAに関する過去の記事は、こちらからどうぞ。
【VISA】紹介記事です。
2020年のQ2結果。
2020年のQ3結果。

当日の下げ幅は、酷いものでした。
なんと当日は-9.19(4.84%)と、保有して以来過去最高となる下落幅を記録しました。
なんと当日は-9.19(4.84%)と、保有して以来過去最高となる下落幅を記録しました。
株価の水準としては、コロナショック後の3月期と同じ株価にまで下がり、当方の含み益はこれでほぼ吹き飛ぶ形となりました。
この大幅下落は、マスターカードも同じくで、こちらは-25.73(8.11%)もの下落となっています。
いやー、しかし、安くなりましたねー。
では、これは買い増しするべきタイミングかという点で捉えると、非常に難しいところ。
というのも、2021年のガイダンス発表がなかったからです。
今期の売上が回復しきれていない要因に全世界での旅行が減少したこと、特にフランスでは再度のロックダウンが発生するなど、ヨーロッパ内でのトランザクションが41%と大きく減少したことがあります。
最高財務責任者のバサント・プラブ氏は、同社の決算発表で、「これまでのところ、回復は不均一で、国内の取引量ではV字型、国境を越えた取引量ではL字型である」と述べています。
また「国境を越えた支出は通常、ビザの利回りを高めるため、そこでの減速は収益成長の足かせとなり、2021会計年度まで続くであろう」とのこと。
つまりは、世界的な景気に左右される同社にとって、明確な回復の見通しは立っていないと言わざるを得ません。
そのため、今の売り浴びせが強い相場で積極的に買い増しに動くのは、少々危険を伴いそうです。
また「国境を越えた支出は通常、ビザの利回りを高めるため、そこでの減速は収益成長の足かせとなり、2021会計年度まで続くであろう」とのこと。
つまりは、世界的な景気に左右される同社にとって、明確な回復の見通しは立っていないと言わざるを得ません。
そのため、今の売り浴びせが強い相場で積極的に買い増しに動くのは、少々危険を伴いそうです。
まとめ
冒頭でもお伝えしている通り、下記のとおりの増配を発表しました。
0.30ドル ⇒ 0.32ドル
これで、11年連続増配を達成し、5年間の配当成長率は20.11%となりました。
平均でビザの配当は、0.55%くらいで推移していましたが、今回の株価の下落を受けて0.71%まで増加しています。
加えてQ4内では、22.1億ドルの自社株購入、年間を通しては108億ドルを投じています。
この辺りは、さすが潤沢なフリーキャッシュを持ち、株主還元の意欲の高い企業であるといえます。
またビザはフィンテック企業である、イエローペッパーを買収すると発表しており、明らかに電子商取引、フィンテック企業である特に管理人は、ペイパル、スクエア、ストーンといったフィンテック企業へのライバル心を剥き出しにしつつ、対抗していくことが予想されます。
元より、同社の強力なビジネス永続性には疑いはないものの、今後も強気で買い増していくべきかどうかは別問題です。
この条件は、もう1つのカード会社の巨人、マスターカードも同じですね。
こちらは約三か月半ぶりに300ドルを割り込む、大型調整となりました。

しかし、同社の調整後の純利益率は42%を超えており、ビザと並びクレジットカード界の巨人であることには変わりありません。
こちらは約三か月半ぶりに300ドルを割り込む、大型調整となりました。

しかし、同社の調整後の純利益率は42%を超えており、ビザと並びクレジットカード界の巨人であることには変わりありません。
このまま、長期的には戻していくであろう同社を買い増していくか、それとも急成長を遂げるフィンテック企業へのウェイトを高めていくか、は頭を悩ませる価値のある課題だと思います。
ちなみに、管理人は今の所ハイブリット案を進めていく予定ですが、カード会社での配当を期待して長期ホールドを継続するより、フィンテック企業を主体に投資していく予定でいます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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2020年のQ2結果。
2020年のQ3結果。
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