こんにちわ。
ニオという企業の紹介記事になります。
直近で、急騰している感のある中国銘柄の1つで、大して調べてないのですが先行して購入してしまいました。
というわけで、ちゃんと調べていこうと思います。
上海にて創業2014年、2018年9月にニューヨーク証券取引所に上場を果たした、中国の自動車製造の企業です。
我々、自動車産業王国でもある日本人の視点からしてみると、「中国産の自動車」という言葉にバイアスが掛かってしまうのではないでしょうか。
しかし、これは過去のことになりつつあるのかもしれません。
今や中国国内における自動車産業は、飛躍的進化を遂げる同社のITセクターと同じく、目覚ましく発展を続けています。
国内の同セグメントには、小鵬汽車(Xpeng)、理想汽車(Li Auto)といった大手企業があり、Li Autoの創業者であるLi Xiang氏は、ナスダックの上場後に11億ドルの調達に成功しており、ビリオネアの仲間入りを果たしているほど、同国の自動車メーカーに追い風が吹いていると考えられています。
NIO創業者は、ウィリアム・リー氏。
中国初の高級ブランド車を作る企業を目指し、EV(電気自動車)メーカーとして注目を集めている企業です。
ご存じの通り、EVといえばだれもが思い浮かぶのが【TSLA】テスラですが、同社は次世代テスラ(ほかのメーカーも言われてるけど)とも噂されているほどです。
【NIO】ニオ
5月後半から470%を超える上昇ぶり・・・。調整知らずなのが、逆に怖い気もする。
上場後には、あまりぱっとした動きはなく、2019年には完全に伸び悩んでいました。
発火事故で大規模リコールが発生したうえ、政府の補助金も一部削減されたり、と苦境が続き1ドル近い底値を付け、コロナに入り、車の売れない事態に突入していきました。
しかし、この低迷期において、徐々に販売台数を伸ばすことに成功し、大きく転機を迎えようとしています。
というのも同社の潤沢なキャッシュのバックボーンに、中国最大のゲーム会社であるテンセントが投資しており、同社の2番目の大株主となっています。
同社の財務状況は盤石といえるほど強化され、3年間の無利息プランでの新車販売などが功を奏し、主力であるSUV車を中心にぐんぐんと売り上げを成長させています。
既に同社の時価総額は575億ドルと、米国のGMを超えており、中国の自動車メーカーという存在は無視できない存在へと、確実に変わりつつあると言えます。
スマホの白ROMを買う、みたいなことがEV自動車でできるなんて、あまりにも前衛的すぎるw
必要かどうかは別として、時代の先取り感というか、スケールが凄いですね!
このサービスを作ったきっかけとして、中国国内ではテスラ人気が高い上に、充電ステーション数も圧倒的にテスラが有利であることから、あくまで様子見的な対抗策のようです。
とにかく同社が圧倒的に、テスラを意識しつつもEVに対する強い自信をもって望んでいる姿勢は十分に伝わるかと思います。
法整備で何年も議論を要する日本と違い、このスピード感は真似できないことでしょう。
数年後には、販売者台数はドイツ、中国、日本という入れ替わりも強ち無いとは言い切れないかもしれませんね。
残念ながら、配当はございません。
幾つかの数字においては、データが揃っていない部分も多く、完全に把握するのは難しいようです。
とにかく売り上げの拡大と、中国国内の期待の高さは間違いないようですね。
まだマイナス続きの数字ですが、着実に改善されている様子が伺えます。
上記の売上とともに営業マージンは劇的に、改善されていますね。
もう間もなく営業赤字からの脱却も、見えてきたというところでしょうか。
現時点におけるPSRは、38.96と危険水域と呼べる範囲になりました。
株価は強気に推移していますが、チャートを見ての通り、いつ調整が入ってもおかしくない状況とも言えます。
特に同社の株価が注目され始めたのは、2020年Q2の決算以降です。
車両の販売数は昨年対比、直前のQ1から3倍近くの好成績を記録し、売り上げを拡大させています。
現在の主力となるES6、ES8などのSUVが人気車種となっている模様で、中国国内においても最王手であるXpengとも渡り合えるほどに販売力を高めています。
加えて中国国内で、EV車の購入補助金が2022年まで延長されことを受けて、さらに需要は高まると見られています。
また新大統領予定であるバイデン氏による、クリーンエネルギー特需が見込めるため、同社の期待は良いタイミングでピークを迎えつつあるようにも考えられます。
さて、同社に資金が集まっている理由の1つに、自動運転などに流用できるAIシステム技術に強みを持つ、バイドゥが裏に潜んでいるからだと言われています。
バイドゥは、同社以外にもトヨタ、ホンダとも提携しており、テンセントもホンダとの自動運転技術での提携をしています。
EV、自動運転においても中国の資金力、と開発推進力は各国を凌駕している点もあり、数年後の未来を大きく変える力を持っているような気がしています。
逆に、こうやってクリーンエネルギーであるEVが伸びれば伸びるほど、苦境に追い込まれるのが、石油産業です。
バクソン・モービルと言われて久しい、エクソン、シェブロンといった古代のオイルメジャーが、果たして復活できる日が来るのでしょうか。
ちなみに、管理人は今のところ折衷案というか、EVも石油も両方を保有するスタンスでいますが、この成長力の高さを見せつけられると、今すぐ足切りしてでも乗り換えるべきか、迷ってしまいますね。
皆さんの参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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ニオという企業の紹介記事になります。
直近で、急騰している感のある中国銘柄の1つで、大して調べてないのですが先行して購入してしまいました。
というわけで、ちゃんと調べていこうと思います。
上海蔚来汽車(NIO)
上海にて創業2014年、2018年9月にニューヨーク証券取引所に上場を果たした、中国の自動車製造の企業です。
我々、自動車産業王国でもある日本人の視点からしてみると、「中国産の自動車」という言葉にバイアスが掛かってしまうのではないでしょうか。
しかし、これは過去のことになりつつあるのかもしれません。
今や中国国内における自動車産業は、飛躍的進化を遂げる同社のITセクターと同じく、目覚ましく発展を続けています。
国内の同セグメントには、小鵬汽車(Xpeng)、理想汽車(Li Auto)といった大手企業があり、Li Autoの創業者であるLi Xiang氏は、ナスダックの上場後に11億ドルの調達に成功しており、ビリオネアの仲間入りを果たしているほど、同国の自動車メーカーに追い風が吹いていると考えられています。
NIO創業者は、ウィリアム・リー氏。
中国初の高級ブランド車を作る企業を目指し、EV(電気自動車)メーカーとして注目を集めている企業です。
ご存じの通り、EVといえばだれもが思い浮かぶのが【TSLA】テスラですが、同社は次世代テスラ(ほかのメーカーも言われてるけど)とも噂されているほどです。
【NIO】ニオ
5月後半から470%を超える上昇ぶり・・・。調整知らずなのが、逆に怖い気もする。
上場後には、あまりぱっとした動きはなく、2019年には完全に伸び悩んでいました。
発火事故で大規模リコールが発生したうえ、政府の補助金も一部削減されたり、と苦境が続き1ドル近い底値を付け、コロナに入り、車の売れない事態に突入していきました。
しかし、この低迷期において、徐々に販売台数を伸ばすことに成功し、大きく転機を迎えようとしています。
というのも同社の潤沢なキャッシュのバックボーンに、中国最大のゲーム会社であるテンセントが投資しており、同社の2番目の大株主となっています。
同社の財務状況は盤石といえるほど強化され、3年間の無利息プランでの新車販売などが功を奏し、主力であるSUV車を中心にぐんぐんと売り上げを成長させています。
既に同社の時価総額は575億ドルと、米国のGMを超えており、中国の自動車メーカーという存在は無視できない存在へと、確実に変わりつつあると言えます。
同社は8月に新しいバッテリー・アズ・ア・サービスを開始しました。
どういうことかというと、本サービスに加入することで消費者はバッテリーパックなしの車両を、購入することが可能となり、月額料金を支払えばバッテリー交換ステーションでバッテリーをレンタルできる、ということだそうです。
どういうことかというと、本サービスに加入することで消費者はバッテリーパックなしの車両を、購入することが可能となり、月額料金を支払えばバッテリー交換ステーションでバッテリーをレンタルできる、ということだそうです。
スマホの白ROMを買う、みたいなことがEV自動車でできるなんて、あまりにも前衛的すぎるw
必要かどうかは別として、時代の先取り感というか、スケールが凄いですね!
このサービスを作ったきっかけとして、中国国内ではテスラ人気が高い上に、充電ステーション数も圧倒的にテスラが有利であることから、あくまで様子見的な対抗策のようです。
法整備で何年も議論を要する日本と違い、このスピード感は真似できないことでしょう。
数年後には、販売者台数はドイツ、中国、日本という入れ替わりも強ち無いとは言い切れないかもしれませんね。
配当について
残念ながら、配当はございません。
成長性
続いては、成長性を見ていきます。幾つかの数字においては、データが揃っていない部分も多く、完全に把握するのは難しいようです。
とにかく売り上げの拡大と、中国国内の期待の高さは間違いないようですね。
EPS
まだマイナス続きの数字ですが、着実に改善されている様子が伺えます。
営業利益
負債率
上記の売上とともに営業マージンは劇的に、改善されていますね。
もう間もなく営業赤字からの脱却も、見えてきたというところでしょうか。
キャッシュフロー
PSR
現時点におけるPSRは、38.96と危険水域と呼べる範囲になりました。
株価は強気に推移していますが、チャートを見ての通り、いつ調整が入ってもおかしくない状況とも言えます。
まとめ
特に同社の株価が注目され始めたのは、2020年Q2の決算以降です。
車両の販売数は昨年対比、直前のQ1から3倍近くの好成績を記録し、売り上げを拡大させています。
直近の決算状況
現在の主力となるES6、ES8などのSUVが人気車種となっている模様で、中国国内においても最王手であるXpengとも渡り合えるほどに販売力を高めています。
加えて中国国内で、EV車の購入補助金が2022年まで延長されことを受けて、さらに需要は高まると見られています。
また新大統領予定であるバイデン氏による、クリーンエネルギー特需が見込めるため、同社の期待は良いタイミングでピークを迎えつつあるようにも考えられます。
さて、同社に資金が集まっている理由の1つに、自動運転などに流用できるAIシステム技術に強みを持つ、バイドゥが裏に潜んでいるからだと言われています。
バイドゥは、同社以外にもトヨタ、ホンダとも提携しており、テンセントもホンダとの自動運転技術での提携をしています。
EV、自動運転においても中国の資金力、と開発推進力は各国を凌駕している点もあり、数年後の未来を大きく変える力を持っているような気がしています。
逆に、こうやってクリーンエネルギーであるEVが伸びれば伸びるほど、苦境に追い込まれるのが、石油産業です。
バクソン・モービルと言われて久しい、エクソン、シェブロンといった古代のオイルメジャーが、果たして復活できる日が来るのでしょうか。
ちなみに、管理人は今のところ折衷案というか、EVも石油も両方を保有するスタンスでいますが、この成長力の高さを見せつけられると、今すぐ足切りしてでも乗り換えるべきか、迷ってしまいますね。
皆さんの参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
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