こんにちわ。


ヴァンエック社による、半導体企業に特化したETFの紹介記事です。


半導体に投資したいけれど、どれを買って良いか判らないという人にも、お勧めしやすいETFなのかなと思います。


個人的にも半導体企業は個別銘柄も保有していますし、構成銘柄は指標になると思い調べてみることにしました。







ヴァンエック・ベクトル半導体ETF

運用会社でもあるヴァンエック社は、米国の上場投資信託を取り扱う企業です。


あまり日本国内においてはメジャーではないものの、石油、環境サービス、ゲーム、小売り、バイオ、金鉱株など幅広く取り揃えており、多数のバラエティーに富んだETFを展開している企業です。


中でも今回紹介するSMHは半導体セクターを中心に、米国で上場する時価総額および流動性の高い企業に投資し、MVIS米国上場半導体25インデックスに連動する投資成果を目指しています。


公式サイトは、日本語対応していないのが非常に残念ですが・・・国内の主要な証券会社(SBI、楽天、マネックス)などでも取り扱いがあるので、比較的気軽に購入できるかと思います。

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時代はクラウド、の名言に代表されるように、インターネットやITが当たり前となりつつあり、半導体の需要が途切れる未来は想像できないと思います。


加えて半導体業界に投資する理由の1つに、AIなどの今後主流となる技術ターゲットのウェイトも大きく有望なセクターと言えるでしょう。


個別銘柄で購入することの多いイメージの半導体ですが、テクノロジー進化が特に早い業界であるため、テック業界に疎い方、初心者には不向き、というのは事実当てはまるかと思います。


その点、同社のようなETFという商品であれば、浮き沈みの激しい同業態においても、長期で安心して保有できるメリットは大いにあるのではないでしょうか。



さて同ETFが、開始されたのは2011年。


これまでの株価の推移はどうだったかというと、


【SMH】
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なんと約10年で、株価は3倍! 


特にコロナ以降は顕著な上昇を見せており、100ドルまで下がった株価も僅か半年間で倍の200ドルにタッチする勢いで回復しています。


過去の基準価値ベースをグラフにしてみると、このようになりました。


smh-return


ここ10年間のパフォーマンスは非常に高く、ヘルスケア関連のETFを凌駕しています。


人気も徐々に高まりつつあり、現在のPERは33.13%、PBRは3.49。


経費率は0.35%なので十分低コストと言える内容で、本ETFの純資産合計は35億ドル超と人気、資産総額においても問題のない内容となっています。


ちなみにセクター比率は100%、半導体なので割愛します。



続いて配当の状況を見ていきましょう。


直近5年間の配当はこのようになっています。

配当(ドル)
2013年0.6590
2014年0.6320
2015年1.1410
2016年0.5760
2017年1.3960
2018年1.6380
2019年2.0070
2020年-



現在の所3年連続で、配当は増加傾向にありますが、直近の2016年に減配実績ありですので、その点のみ注意をしておく必要はあります。


株価との利回りとみると、このような感じでした。

smh-dividend


まさに過去の減配以降は、順調に推移しているといえそうですね。


2016年以降の増配も、申し分ない勢いで上昇している点も魅力的です。


配当率としては1.08%とやや低めに感じることもありますが、何より株価そのものの成長の方が遥かに素晴らしいので、全く気になりません。


配当は年1回であるため配当メインの方向けのETFではなく、インカムゲインが主力のETFとなっています。





構成銘柄

それでは、実際の構成TOP10を見ていきたいと思います。


構成銘柄は25となっており、少ない気もしますがそもそも投資対象となる半導体企業って、絶対数が絞られますので、あまり数は気にしなくてよいのかな、と思います。


なお、各銘柄の保有率は20%以下というルールにて運用されています。


【TSM】タイワンセミコンダクター 11.38%
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トップは納得の、台湾セミコンダクターでした。


あらゆる半導体ファブレス企業を顧客に持ち、安定した成長が見込める企業です。


米国工場建設発表以来、右肩を続け今なお株価も上昇している優良銘柄と思います。




【NVDA】エヌビディア 7.61%

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割合的にも1位、2位が最も割合が高いことから、主力扱いということになるようです。


2位は、納得のエヌビディアです。


9月に500ドルを超えて以来、乱高下の激しい流れが続いていますが、ARMも買収しましたし、AI技術においては、世界中でも頭1つ抜いている存在かと思います。


数年後に1株1000ドルを超える銘柄じゃないかな、と個人的には考えてます。


3位以下は、非常に近接した値で構成されており、殆ど大差がありません。


【QCOM】クアルコム 5.21%

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実に5%超えの企業もここまで、となります。


こちらも安定成長株のクアルコムがランクイン。


アップルとの和解成立のニュース以降、株価の上昇は留まる気配がなく、もう間もなく停滞していた80ドルアンダーからのダブルバガーも達成しそうな勢いです。



【INTC】インテル 4.99%
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このところ、あまり良いニュースがないインテルが4位にランクイン。


技術面ではAMDに置き去りにされつつある意味、データセンター事業に期待をかけているものの、思うほどの結果につながっていない印象。


良配当の銘柄ですので、長期的な保有を意識するなら、逆に今が買い時と言えそうですね。


【TXN】テキサス・インストゥルメンツ 4.99%

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米国半導体企業で最も、長期保有が現実的な企業の1つかと思います。


非常に堅調な成長と、連続増配も16年以上更新を続けている優良企業です。



【LRCX】ラムリサーチ 4.93%

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半導体を製造する過程において、必要な処理となるドライエッチング装置のトップシェアを誇る企業です。

過去に意識してみたことはありませんでしたが、全体的な数字も非常に優秀な企業です。



【ASML】ASMLホールディングス 4.84%
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オランダ最大の半導体企業で、同社の最大の強みでもある露光装置は、同社が世界でも圧倒的なシェアを持ちます。



【MU】マイクロン・テクノロジー 4.83%

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PC関連パーツ製造に、強みを持つマイクロンがランクイン。


長い停滞を経て、ようやく60ドルを超えてきつつあり、今後に期待できそうです。



【NXPI】NXPセミコンダクターズ 4.71%
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【AVGO】ブロードコム 4.68%
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最後には、ブロードコムがランクイン。


強い成長力を持ちつつも、ソフトウェアの買収にも積極的であり、何より高い配当が魅力の企業です。




現時点では、インテルよりAMDの方が隆盛かと思いますが、10位県外でした。



とにかく3位以降の銘柄の保有%が、非常にバランスよく組み入れされているETFで、設計に忠実に運用されているETFと思います。





まとめ

冒頭で述べた通り、同セクターの将来は非常に明るいと考えられます。


その反面、短期では比較的アップダウンの激しい内容ですし、有望だと思っていてもエヌビディアを買うのって勇気がいることだと思います。


そういう意味では、同社の半額以下で購入出来て、安定運用できる商品だと思えばいいのではないでしょうか。


あらゆるのETFでも、エヌビディアが保有率2位のETFって、まず見ないですからね。


加えてトップシェア企業である、ラムリサーチ、ASML、テキサスインスツルメンツ、クアルコムといずれも暴落知らずの超安定銘柄が中堅を支えていることもあり、ディフェンシブに運営できるETFと言えるかと思います。


個別銘柄で無理せずに、半導体業界全体に投資できる良ETFだと思いました。


管理人もゆくゆくは、半導体個別銘柄を売却し、このETFに寄せてしまったほうが良いのかな、と感じました。


皆さんの参考になれば、幸いです。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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