こんにちわ。


パランティアという企業の紹介記事になります。


ここ最近の株価推移は目覚ましく、バイデン銘柄ともトランプ銘柄とも言われていますが、何をやっているかがわかりにくい企業の1つですので、調べてみることにしました。





パランティア(PLTR)


設立は2004年、カリフォルニア州パロアルトに本社を置くデータ分析企業であり、時価総額200億を上回るとも言われており、まだ謎の多い企業です。


ニューヨーク証券取引所に上場したのは、つい先日の2020年9月30日ということもあり、株価はまだ30ドルアンダーながらも急速に伸ばしつつあります。


このパランティアという単語の語源は、有名なファンタジー映画の「指輪物語」に登場するアイテムの1つで、預言者の使う水晶なのだそうです。


元ペイパル創業者であるピーター・ティール氏によって設立された企業であり、同氏による社名でありデータ解析を主とする事業であることから、上述のような未来を予言するといった思い入れのある企業ともいえるでしょう。


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天才投資家、影の大統領と深い2つ名を多く持つ、ピーター・ティール氏。


というのも設立のきっかけは、2001年の同時多発テロが発端となっており、ペイパルの決算における不正送金の検知システムのノウハウを元に、あらゆる情報からのテロ対策への監視、予防対策に繋げたいとの考えがスタートとなっているそうです。


それゆえに、一介のデータ解析企業とは大きく異なり、同社の顧客の約半分はCIA、FBI、NSAといった国防を担う政府機関が占めており、CIAの資金(実質子会社であるIn-Q-Tel)で設立されている特殊な企業でもあります。


それゆえに犯罪調査、テロリストの捜査、追跡、洗い出しなどに特化した技術を持ち、あらゆる企業データを集積、分析する特殊なサービスを提供する非常にニッチなサービスを提供しています。


米国陸軍のデータドリブンな分析プラットフォームArmy Vantageや、英国の国民保健サービスなど顧客の根幹となる重要資産となるデータを豊富に保有しており、一般的なデータ分析企業の持つデータのと比較してより機密性と質の高い内容を取り扱う企業、と言えるでしょう。



【PLTR】パランティア
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ファウンドリーとゴッサムの2つのサービスを展開しており、人工知能、機械学習に関する開発を米国陸軍から受けていたりと、顧客のコアとなる技術レイヤーが非常に高く、国家機密に係る超重要な情報解析を依頼されていることから、永続的な受託は期待できそうです。


医薬ではメルクや国立衛生研究所へコロナ感染者データの収集、金融ではクレディ・スイスの顧客情報からロンダリングの捜査など、航空業ではヨーロッパのエアバスが製造部品などのデータから燃料費や遅延を削減する問題解決に導いたりと、その業界対応窓口の広さと、実績の多さに加え解決能力は非常に高いことが証明されています。


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日本国内の大手企業も出資しており、SOMPO、富士通などが名を連ねていることでも話題となりましたね。


誤解を恐れずにざっくりといえば、今後注目されているAI・自動データ解析企業でありながら、ロッキード・マーティンのような米国を代表するセキュリティ銘柄に匹敵するポテンシャルを、秘めているとも考えられます。


個人的にも、「攻殻機動隊」みたいなイメージで、調べるほどにワクワクさせてくれる企業ですね。




配当について


残念ながら、配当はございません。



成長性

続いては、成長性を見ていきます。


一応、テンプレなので、以下数字やデータを羅列していきますが、まだ全てのデータが出揃っていないため、あまり有用とは言えない点、ご了承ください。


測定基準期待値判定評価
ROE(自己資本利益率):20%-
EPS(1株利益):5%7.70%
EPSNextY(来年EPS成長率):5%52.56%
EPSNext5Y(来5年EPS成長率):5%-
EPSPast5Y(過5年EPS成長率):5%-
Current Ratio(流動比率):12.5
Gross Margin(粗利益):30%65.40%
Operating Margin(営業利益):15%-
Profit Margin(純利益):10%-


まだこの辺りの数字断片的な、内容となっており判断基準には満たないかと思います。


ソフトウェア企業ですので、粗利は十分な数字となっているようですね。


昨年対比でも70%⇒81%と大きく、数字を伸ばしています。

EPS

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営業利益

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損失が大幅に拡大していますが、この辺りはあまり気にする必要もないかな、と思ってます。


徐々にですが、営業利益のマイナスからも反転できつつありますし、大手のクライアントの獲得は順調でアリ、1件当たりの単価も非常に高く、長期サポートによる手厚いランニングビジネスも特徴となっています。


グロース銘柄の指標通り、まずは売上の拡大さえ図れていれば良いかと。

負債率

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キャッシュフロー

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負債率を見ての通り、思い切った金額の設備投資が必要と言える属性を持つ企業ですね。


もとより創業17年目において、過去一度も黒字になったことがない異例の企業でもあります。


PSR

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こちらもあまり参考にならない数値化と思いますが、念のため掲載。





まとめ


直近の決算も、売り上げの増加は順調でした。


昨年対比での売り上げは+52%となり、この決算後に一気に株価を推し進める要因ともなっていることは間違いありません。


加えて政府機関の売り上げは68%の増加と、同社に対する評価そのものが高まっていることと考えられます。

直近の決算状況

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続くQ4のガイダンスも31%増となる売り上げ増加を見込んでおり、同社の躍進は期待できると市場は評価しているようですね。



同社の強みの1つに、不景気時にも影響を受けにくいこと、が挙げられるかと思います。


政府機関が顧客でありデータ保護、ガバナンスといったサービスの永続性が高いことや、データ解析を依頼するような民間企業においては不景気の時こそ、よりニーズが高まると考えられていることです。



また同社のソフトウェアは米国との同盟関係にある国にしか販売しないということもあり、一般的なインターネット環境におけるセキュリティとは、レイヤーが異なる点からも事実上の競合が少ないということです。


デメリットとしては、実際のソフトウェアを評価したりができないというのも難点ですし、情報の透明性に若干の懸念が付きまとう形になるかと思います。


また黒字化の達成が未達であることもあり、同社が独自の性質を持つとはいえ常に資金調達を続けていく必要がある点は同社に投資する上での、最大の注意点となるでしょう。



ピーター・ティール氏自身がトランプ大統領支持者であったことから、トランプ銘柄を言われていましたが、実際に蓋を開けてみればそんなこともなかったのかな、という印象です。


これは、政権の交代によって同社のビジネスが変動されないことを意味するため、良い結果なのだと考えています。



従来の企業とは若干、分析する物差しが異なるのかな、というのが個人的な感想です。


現時点で投資する判断材料が少なく、未知数名部分も否めませんが他のテック企業にはない技術と実績がある点は確かです。



今後もウォッチする価値は十分にある企業だと、思いますよ。


ちなみに、買おうかな、と判断に悩んでいる方には一度、こちらの記事を読んで深呼吸すると良いと思います。




まだ、同社は上場したばかりで、加熱している間の株価は誰にも読めません。


焦らずに、ピーター・ティール氏という人となりを把握してからでも、十分判断は遅くないと思います。



ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
ブレイク・マスターズ
NHK出版
2014-09-25










皆さんの参考になれば幸いです。



最後まで読んで頂き、ありがとうございます。


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